HV（ハイブリッド車）も、通常サイクルでの
オイル交換が必要です。

 

「HVはエンジンをあまり回さないから、オイル交換周期は長めでも大丈夫」

一般のカーユーザーだけでなく、車に詳しい整備工場の方の中にも

このように考える方もいらっしゃるようです。

しかし、結論から言えば、HVも普通車同様、シビアコンディションでは

3000- 5000kmまたは半年ごとのオイル交換が必要です。なぜならそこには明確な理由があるからです。

電気モーターとガソリンエンジンを併用するHVは、普通車と比べエンジンの点火回数は多くありません。

同時にこれは、エンジンがなかなか温まらないことを意味します。

エンジンが熱くなりにくいHVの特性は、当然エンジンオイルの温度にも影響します。

実験データでは、走行時のエンジン内の油温度は平均70℃と、普通車（平均90℃）より

20℃もの差が出ました。

実はこのことが、HVも定期的なオイル交換が必要な大きな要因となっています。

低い油温が水混入の原因に

 

ガソリンは、エンジン内で燃焼すると水蒸気が発生します。

水蒸気は水へと変わり、エンジンオイルにも少しずつ混入していきます。

普通車の場合、油温が90℃にも達しますので混じった水は自然に蒸発しやすいのですが、

HVの場合、70℃と低いのでそれがうまく進みません。

実際に調べてみると、HVのオイルには通常の3倍ほどの水分混入が確認されたそうです。

エンジンオイルは多少水が入ってもうまく混ざり合うようにして油膜に影響のないよう作られていますが、

基本的に水分混入は潤滑力低下や錆等の大きな要因になるので定期的な交換が不可欠です。

オイルチェックをしてみてカーボン汚れが確認できなくても早めの交換をオススメ致します。

 

軽自動車もハイブリッド車も定期的なオイル交換をお願い致します。

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