KINTOとカーリースはどちらも定額の月額料金で車に乗れるサービスです。しかし実際は、サービス内容は会社によって大きく違います。
とくに任意保険や途中解約・選べる車種や総額は違いが大きいです。この違いを知らずに料金だけで契約すると後悔する可能性があります。
この記事ではKINTOとカーリースの料金と維持費・向いている人についてを、車屋経営者の私が徹底的に比較・解説しています。
【結論】
この記事を読んで分かること
- KINTOとカーリースの違い
- KINTOとカーリースのどちらがお得なのか
- 自分はKINTOとカーリースのどちらが向いているか
ポイント
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KINTOとカーリースの違いを比較【結論一覧】
KINTOとカーリースはどこが違うのかを表にしました。大まかな違いは次のとおりです。
| 比較項目 | KINTO | カーリース |
| 任意保険料 | 月額料金に含まれる | 個別契約 |
| 選べる車種 | トヨタ・レクサス車中心 | 全メーカーなど |
| 途中解約 | 条件付きで可能 | 原則不可 |
| 契約満了後の選択肢 | 返却 再契約(延長) 乗り換え(新規契約) |
返却 再契約 乗り換え(再契約) 買い取り もらえる など |
| 月額料金 | やや割高 | 幅広い |
| 車検・メンテナンス費用 | 月額料金に含まれる | 契約プランにより異なる |
| 初期費用 | 不要 | 不要が多い |
結論から申し上げますと、任意保険込みで手軽に乗りたい人はKINTOが向いています。
月額料金の安さ重視の人や、最後に車をもらって自分の物にしたい人はカーリースがおすすめです。
KINTOとは?カーリースとの基本的な違い
KINTOとは何なのか、他社カーリースとは何が違うのでしょうか。同じように見えてサービスや概要が異なるところがあります。
KINTOは「トヨタ公式の車のサブスク」
KINTOは「車のサブスク」と言われています。なぜなら、車を借りることに特化しているサービスだからです。
KINTOは契約終了後に車を必ず返却しなければなりません。例外はなく、買い取りももらうことも不可です。
KINTOは契約の自由度が低いですが、月額料金に含まれる項目が多いのが特徴です。車に関する費用の多くをまとめて支払うことができます。
カーリースは「長期レンタル」に近い仕組み
カーリースは9年や11年などの長期にわたって車に乗れるサービスです。契約満了後の車は返却の他、買い取りやもらえるところもあります。
サービス内容はリース会社によって異なり、月額料金や車検・メンテナンスなど比較的自由な契約ができます。
実はKINTOも広い意味ではカーリース
KINTOもカーリースも、リース会社が購入した車を利用者が借りて乗るサービスは同じです。
全く同じとは言えませんが、広く見ればKINTOもカーリースに入ると言えます。
KINTOとカーリースを7項目で比較
KINTOとカーリースの違いについて、7つの項目に分けて詳しく比較しました。
①月額料金
②任意保険
➂中途解約
④車種
⑤契約満了後
⑥メンテナンス・車検
⑦納期
①月額料金を比較|KINTOは高い?
KINTOの月額料金は割高だと最初に解説しましたが、KINTOは任意保険料込みの月額料金のため単純に料金を比較することができません。
しかしKINTOの任意保険は、等級の低い若年層ほど割安になるしくみになっています。KINTOで任意保険料がお得になるのは次のような人です。
ポイント
KINTOで任意保険がお得になる人
- 20代などの若年層
- 保険の等級が低い人
- 任意保険料が高い人
追加申し込みなしで任意保険を利用できるため、保険料が高い人はメリットが大きいです。
② 任意保険の違い
KINTOは任意保険料が最初から月額料金に含まれています。通常は任意保険料は等級が上がるにつれて安くなりますが、KINTOは等級制度がなく保険料も変わりません。
一方でカーリースは基本的に個別契約です。カーリースとは別で自分で保険会社を探して契約する必要があります。
任意保険の等級が上がると、保険料も安くなっていきます。そのため個別契約の任意保険は若い人には割高になりやすいです。
ポイント
- 若年層など任意保険料が高い人→KINTO
- 任意保険料が安い人→個別契約
③ 中途解約の違い
KINTOは中途解約を前提とした「解約金フリープラン」があります。解約金フリープランでは、途中解約の際の違約金(解約金)が発生しません。
一方でカーリースでは、原則として途中解約は認められていません。どうしても解約したい場合は可能ですが、違約金を請求されます。
カーリースやKINTOにおける違約金は、残りの月額料金を一括払いするのが基本です。途中解約が早いほど違約金が高額になるので、契約満了まで利用する前提で契約しましょう。
ポイント
- KINTO→解約金フリープランあり
- カーリース→原則中途解約不可
④ 車種の違い
KINTOで選べる車種は、トヨタ車とレクサス車が基本です。また全ての車種からではなく、定期的に変わる車種の中から選ぶ形となっています。
一方、カーリースでは国産車の全メーカー・全車種から選べるところが多いです。
ポイント
- KINTO→トヨタ・レクサス中心
- カーリース→国産全メーカー対応が多い
⑤ 契約満了後の違い
KINTOは返却のみです。再契約(延長)や乗り換え(新規契約)はできますが、買い取りやもらうことは一切できません。車が欲しい人にKINTOは不向きです。
カーリースは返却のほか、リース会社によっては車がもらえたり買い取りできたりするところもあります。契約満了後の選択肢はカーリース会社によって大きく異なりますから、希望の乗り方ができるかを契約前に確認しましょう。
ポイント
- KINTO→返却
- カーリース→もらえるプランあり
⑥ メンテナンス・車検費用
KINTOは、契約期間分のメンテナンス費用と車検費用が月額料金に含まれています。一部の消耗品は含まれていませんが、まとまった出費が少ないのが特徴です。
カーリースは会社やプランによって内容が異なります。KINTOのように月額料金に含まれているところもあれば、基本は含まれておらず有料オプションを契約することでコミコミにできるところもあります。
KINTOはメンテナンスを全てお任せしたい人向け、カーリースは自由な契約をしたい人向けです。
ポイント
- KINTO→メンテナンス・車検費用がコミコミ
- カーリース→リース会社や契約プランによって異なる
⑦ 納期の違い
KINTOはトヨタがKINTO向けの生産枠を確保している車種があり、通常購入よりも早く納車されることがあります。
一般的なカーリースや通常購入では、人気車種は半年〜1年以上待つケースもあります。カーリースの納車時期は、会社による違いが大きいです。
ポイント
KINTOの人気車種では「通常購入6ヶ月以上」「KINTOは1.5〜3ヶ月程度」となるケースもあり、「早く乗りたい人」にKINTOが選ばれる理由のひとつです。
KINTOがおすすめな人
KINTOがおすすめなのは次のような人です。
- 任意保険込みでラクに乗りたい
- 20代・初心者
- まとまった出費を避けたい
- トヨタ車に乗りたい
- 数年ごとに乗り換えたい
- 車検やメンテナンスを全てトヨタにお任せしたい
カーリースがおすすめな人
カーリースがおすすめなのは次のような人です。
- 月額料金を安くしたい
- 最後に車をもらいたい
- 他メーカーとも比較したい
- 1台の車に長く乗りたい
- 車をカスタムしたい
KINTOと人気カーリース5社を比較
KINTOとカーリースの違いを、人気のカーリース5社と比較しました。
| KINTO | カーリースカルモくん | オリックスカーリース | ニコノリ | オリコで乗ーる | コスモMyカーリース | |
| 任意保険 | 月額料金に含まれる | 個別契約 | ||||
| 車がもらえる | × | 有料オプション | 〇 | 〇 もらえるプラン選択時 |
買い取り | 〇 9年リースのみ |
| 中途解約 | 有料オプション | × | 契約満了後の2年前から可能 | × | 有料オプションでカバー | 解約金免除条件あり |
| 車検・メンテナンス | 月額料金に含まれる | 有料オプション | 有料オプション | 一部のみメンテナンスプラン | 有料オプション | |
| 特長 | ・車検とメンテナンスをトヨタにお任せできる | ・契約の自由度が高い | ・車検オイル交換無料クーポン | ・独自の割引あり | ・オリコの自社審査 | ・ガソリン代割引サービス |
KINTOのメリット
KINTOには4つのメリットがあります。
任意保険込みで維持費管理がラク
KINTOは任意保険料が最初から月額料金に含まれています。車の運転が初めての若い人でも、任意保険選びに悩む必要はありません。
頭金不要
KINTOの契約時は頭金・初期費用が不要です。新車購入時は手数料などで数十万円の頭金と初期費用が発生しますが、KINTOはまとまった出費なしで新車に乗れます。
トヨタの正規サービスを受けられる
KINTO契約中は、車検やメンテナンスをトヨタの正規販売店で受けることができます。引っ越しや初めての免許でも、信頼できる整備工場を探す手間がかかりません。
若年層はお得になりやすい
KINTOは若年層向けのサブスクと言えます。理由は、任意保険料が月額料金に含まれていることです。
等級が低く任意保険料が高い人は、個別契約の方が割高になります。KINTOのようなまとめて加入する任意保険には等級がありませんが、追加料金なしで個別契約と同等の保証を受けられるのでお得です。
KINTOのデメリット
KINTOのデメリットは3つあります。契約前に後悔しないよう、デメリットを理解してから検討しましょう。
走行距離制限がある
KINTOには月あたり1500kmの走行距離制限があります。
走行距離の制限はありませんが、基準走行距離を設けております。基準走行距離は「1,500km × ご利用月数(1年換算18,000km)」で計算され、この合計値を超過した場合、ご契約終了時に以下の超過料金をお支払いいただきます。
トヨタ車(電気自動車を除く): 1kmあたり11円(税込)
トヨタ車(電気自動車)・レクサス車・SUBARU車: 1kmあたり22円(税込)
■ 契約年数ごとの基準走行距離
3年契約(36ヶ月): 54,000km
5年契約(60ヶ月): 90,000km
7年契約(84ヶ月): 126,000km
引用元 KINTO
契約満了時に総走行距離を計算し、1500km×契約月数の距離を超えていた場合は追加料金を請求されます。
ポイント
走行距離を計算するのは契約満了時のみです。月あたりの1500kmを何度か超過したとしても、最終的に範囲内に収まっていれば追加料金は発生しません。
車はもらえない
KINTOは契約満了時に車を返却しなければなりません。買い取りも不可です。
他社カーリースでは最後に車がもらえるところもありますが、KINTOはもらえないので車が欲しい人には向いていません。
保険等級を引き継げない
KINTOには任意保険の等級制度がありません。そのため、KINTO契約前に保険を個別契約していた人は、等級を引き継ぎできないので注意が必要です。
KINTO契約が終わって再度任意保険を個別契約する際、以前の等級よりも低い段階からのスタートになる可能性があります。
ポイント
保険会社によっては、契約を一時停止してくれるところもあるので活用しましょう。
KINTOとカーリースで迷ったときの選び方
KINTOとカーリースのどちらが向いているのか迷ったら、次のように選択しましょう。
- 1〜3年で乗り換えたい人→KINTO
- 長く乗りたい人→カーリース
- 保険料が高い人→KINTO
- 総額を抑えたい人→カーリース
迷ったら、契約年数や総額・月額料金に含まれている項目を比較して判断しましょう。
KINTOは任意保険が最初から月額料金に含まれていますが、全員にとってお得なサービスではありません。若年層や任意保険の契約をまとめたい人・総額にこだわらない人に向いています。
KINTOとカーリースの違いに関するよくある質問
KINTOはカーリースですか?
車のサブスクと言われていますが、大きく分けるとカーリースの分類に入ります。
KINTOはなぜ高いと言われるのですか?
月額料金に多くの項目が含まれているからです。契約期間分の車検やメンテナンス費用・任意保険料が最初から含まれています。
月額料金はカーリースと比較すると割高ですが、まとまった出費を抑えられるメリットもあります。
KINTOは途中解約できますか?
可能ですが、中途解約金を請求されます。
途中解約の可能性が高い人は、解約金フリープランを選択しましょう。
KINTOは契約終了後に車がもらえますか?
いいえ。返却が必須です。
KINTOと購入はどちらがお得ですか?
人によって異なります。「KINTOとカーリースで迷ったときの選び方」を参考にしましょう。
- 1〜3年で乗り換える予定の人→KINTO
- 長く乗りたい人→カーリース
- 保険料が高い人→KINTO
- 総額を抑えたい人→カーリース
まとめ
「任意保険込みで手軽に乗りたい人はKINTO」「月額料金の安さ重視の人や、最後に車をもらって自分の物にしたい人はカーリース」がおすすめです。
手軽さ重視の人はKINTOを安さや契約の自由度を選ぶならカーリースを選びましょう。若年層の場合はKINTOが有利になるケースもあります。
ポイント
\ 車を売るならカーネクストがおすすめ! /
残クレの乗り換え時期の方へ:今は絶対ディーラーに返却せず買取店へ売却した方が高く売れます。
ぜひ中古車買取(オンライン見積もり査定)してみてください。

