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今回はこのような悩みを持つ方に向けて、オリックスカーリースの任意保険について解説していきます。
結論から言うと、オリックスカーリースの月額料金には任意保険が含まれていません。しかし、オリックスカーリースの任意保険に含めて契約することも可能です。
この記事ではオリックスカーリースの任意保険の種類や自賠責保険との違い・おすすめの任意保険補償内容について、車のプロが分かりやすく解説しています。契約後に後悔しないために、あらかじめ理解しておきましょう。
解説者
URL:car-kondo.com
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車の保険には「任意保険」と「自賠責保険」の2種類がある
オリックスカーリースを検討している方は「任意保険」と「自賠責保険」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
2種類の保険の大きな違いは「加入義務」と「補償内容・金額」です。まずは任意保険と自賠責保険の違いをみていきましょう。
任意保険とは
任意保険とは「任意で加入する自動車保険」のことです。テレビCMなどで聞く「自動車保険」とは、任意保険のことをいいます。
ポイント
任意保険の会社は数多くあります。個々の条件に応じた契約をして、年払いや月払いなどで支払います。
任意保険は、名前のとおり加入が強制ではありません。しかし万が一のときに安心できる大きなメリットがあります。
自賠責保険とは
車を運転するにあたり、加入が義務になっている保険です。自賠責保険の加入は法律で定め寺れているため、無保険での運転ができません。
ポイント
自賠責保険料は車検や新車登録時にまとめて支払われます。
自賠責保険は任意保険と比較しても、最低限の補償内容(補償金額)しかありません。さらに保険が適用されるための条件も厳しいです。
万が一のときのためにも、任意保険に加入するケースが一般的です。
任意保険と自賠責保険の違いを解説
任意保険と自賠責保険の違いは、加入義務と補償内容です。
任意保険と自賠責保険の補償内容は似ているように思えますが、実際に比較すると大きな違いがあります。参考までに次の表をご覧ください。
任意保険と自賠責保険の違い
任意保険 | 自賠責保険 | |
加入の義務 | × | 〇 |
補償内容 |
|
人身事故の対人賠償 |
補償金額 | ~無制限(契約内容により異なる) | 被害者1人あたりの上限額
|
示談代行 | 〇 | × |
免責事由 | 少ない | 多い |
同じ自動車保険でも、任意保険と自賠責保険とでは補償内容が異なることが分かりますね。細かい内容の違いもみていきましょう。
補償内容
任意保険 | 自賠責保険 | |
補償内容 |
|
人身事故の対人賠償 |
補償内容は任意保険が多くあるのに対し、自賠責保険では「人身事故の対人賠償のみ」となっています。
つまり人身事故を起こしてケガをさせてしまった相手にのみ補償されるということです。
ポイント
自賠責保険のみでは運転者や搭乗者の治療費はもちろん、車の修理代も補償されません。
補償されない費用は全て実費負担になります。
補償金額
任意保険 | 自賠責保険 | |
補償金額 | ~無制限 (契約内容により異なる) |
被害者1人あたりの上限額
|
補償金額は任意保険では無制限に設定できます。対して自賠責保険では、被害者1人あたりの上限額が決められています。
ポイント
万が一被害者の治療費が上限を超えた場合、実費負担になります。ケガの程度によって治療費が変わりますから、損害補償の120万円で収まる補償はありません。
示談代行
任意保険 | 自賠責保険 | |
示談代行 | 〇 | × |
示談代行とは、補償内容や補償金額を保険会社や弁護士が相手方と示談をしてくれることをいいます。
ポイント
事故の相手と示談をするには専門的な知識が必要です。
相手側に保険会社や弁護士がいた場合、自賠責保険の加入だけではこちらが損をすることも考えられます。
相手方との示談は精神的にも時間的にも負担が大きいもの。できるだけお互いが納得できる結果となるよう、示談代行をしてもらえると安心です。
免責事由
任意保険 | 自賠責保険 | |
免責事由 | 少ない | 多い |
免責事由とは、保険が適用されるための条件のことです。免責事由が多いほど、保険適用がしにくくなります。
ポイント
事故を起こした際に、自賠責保険だけでは保険そのものが適用されない可能性があります。自賠責保険は加入が義務付けられていますが、任意保険と比較すると条件が厳しいです。
オリックスカーリースの月額料金には任意保険が含まれていない
オリックスカーリースの月額料金には、基本的に任意保険料が含まれていません。
オリックスカーリース契約中に任意保険を付けたい場合は、利用者が個々で保険会社と契約をする必要があります。
ポイント
保険料は保険会社に支払うため、月額料金以外に別途保険料の支払いが発生します。
オリックス自動車から紹介してもらうことも可能
オリックスカーリースを契約する際にオリックスカーリースに相談することで、任意保険を紹介してもらうことも可能です。
補償内容はオリックスカーリースおすすめの内容となっているうえ、保険会社を探す手間もありません。
オリックスカーリースは自賠責保険料が含まれている
オリックスカーリースの月額料金には、契約期間中の自賠責保険料が含まれています。
支払いもオリックスカーリースが代行してくれます。支払いの手間がないうえに、毎月定額で支払うことができます。
任意保険付きのカーリースはお得?
正直言って任意保険料が月額料金に最初から含まれているカーリースもあります。
しかし任意保険コミコミのカーリースが全ての方にお得だとはいえません。なぜなら任意保険には「等級制度」が定められているからです。
等級制度とは
最初は低い等級から契約スタートし、事故歴や違反歴・契約年数に応じて等級が上下します。基本的に等級が低いほど保険料が高く、等級が高いほど保険料が下がっていくしくみです。
任意保険が最初から含まれているカーリースには、この「等級制度」がありません。つまり本来なら等級が上がると同時に保険料が安くなりますが、このケースでは安くなることはありません。
オリックスカーリースで任意保険は必要?
先程もお伝えしましたが、ボクはオリックスカーリースでも任意保険の加入を強くおすすめしています。
事故はいつ起こるか分かりませんから、万が一のときのための補償があると安心です。車両保険に加入しておけば、事故の際の自身の修理代をまかなえますから強制的に中途解約になった場合も安心です。
ポイント
カーリースに限らず、現金やローンでも事故の際は買い替えとなるケースが考えられます。いざという時のために、新車では車両保険に加入した方が良いといえます。
オリックスカーリースは修理費用が自己負担
オリックスカーリースの月額料金には、車両の修理費用が含まれていません。万が一修理が必要になった際は自己負担になります。
一方で任意保険に加入している場合は、保険を利用するか自己負担かを選べます。
ポイント
むやみに保険を使用すると、等級が下がってしまいます。
修理代が少額の場合は、任意保険を利用しない方がお得なケースも。詳しくは修理をする整備工場と相談しましょう。
事故による全損・盗難された場合は強制的に途中解約になる
オリックスカーリースの契約中、事故による全損や車を盗まれた場合は強制的に途中解約となります。
ポイント
オリックスカーリースでは契約満了の2年前からは自由に途中解約ができますが、それ以前の途中解約は基本的に不可です。
万が一廃車や盗難被害にあった場合、治療費に加えて中途解約金(違約金)まで支払うことになります。事故はいつ起こるか分かりませんから、任意保険にはぜひ加入してください。
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任意保険の種類と料金
オリックスカーリースで任意保険に加入する前に、任意保険に関する知識も付けておくと安心です。ここからは任意保険の種類と料金・任意保険を安くできる方法などを解説していきます。
任意保険の種類
任意保険には大きく分けて6つの補償内容があります。自賠責保険だけではカバーしにくい内容も補償されるので、全て大切な項目です。
補償内容 | 特徴 |
対人賠償 | 他人を死傷させた場合の治療費や慰謝料を補償 |
対物賠償 | 相手の車や電柱・ガードレールなどの修理代を補償 |
人身傷害保険 | 運転者や同乗者・徒歩中の治療費などを補償 |
搭乗者傷害保険 | 搭乗者が死傷した場合の損害を補償 |
車両保険 | 自身の車の修理代を補償 |
無保険車傷害保険 | 事故の相手が任意保険に加入していなかった場合、自身が契約する任意保険で補償を受けられる |
任意保険の料金
任意保険の保険料は気になるものです。とある保険会社のホームページでシミュレーションしてみました。
年齢 | おもな使用用途 | 使用する人 | 車種 | 年間保険料 |
20歳 | 通勤・通学 | 本人 | トヨタ アクア | 283,900円 |
30歳 | 買い物・送迎 | 本人 | 41,450円 | |
40歳 | 通勤・レジャー | 夫婦のみ | 35,580円 |
車種は同じでも、年齢や使用用途によって保険料が大きく違うことが分かりますね。20歳は保険料が高額ですが、30歳以降はかなり安いです。(※状況によって異なります)
上記シミュレーション結果は、あくまでも簡単な試算で算出したものです。保険会社や契約内容によって料金は異なりますから、参考程度にご覧ください。
任意保険は安くできる?
任意保険は契約方法によって安くできます。ボクがおすすめする方法は次の4つです。
ポイント
任意保険を安くできるコツ
- 親の等級を引き継ぐ
- 運転者を限定する
- 免責金額を高めに設定する
- オリックスカーリースの月額料金を抑える
親の等級を引き継いで保険料を抑える・運転者を本人限定にすることでも安くなります。「免責金額」を高めに設定しても良いでしょう。
さらにその他の対策として、オリックスカーリースの月額料金を抑えて全体の出費を少なくする対策も有効です。
オリックスカーリースに合った任意保険の選び方
オリックスカーリースでは事故による中途解約のリスクがあります。サービス内容に合った任意保険に加入しておきましょう。
カーリース向けの任意保険を扱っている
任意保険にはカーリースの違約金を補償してくれるものがあります。
カーリース向けの特約の有無や内容・料金は、保険会社によって異なります。任意保険を契約中の方は、利用中の保険会社に問い合わせてみてください。
ネット割引がある
任意保険によっては、インターネット上で申し込みをすると保険料が割引されることがあります。
割引金額や内容は保険会社によって異なりますから、ネット割引を検討している方は各保険会社を比較してみましょう。
オリックスカーリースにおすすめの任意保険補償内容
オリックスカーリースにおすすめの任意保険補償内容を解説していきます。
対人・対物無制限
過失割合に応じて人・物に関する保険料を支払う際に、金額の上限なく相手に支払う補償です。自賠責保険では金額に上限がありますが、任意保険では上限金額が無制限になります。
自賠責保険の被害者1人あたりの上限額
- 傷害補償 120万円
- 後遺障害補償 4,000万円
- 死亡による損害 3,000万円
事故によって相手に大きな損害を与えてしまった場合、賠償金は上記よりも高額になる可能性があります。万が一任意保険未加入で自賠責保険の上限額を超えた場合、実費で支払わなければなりません。
車両保険付き
車両保険とは、「自分の車に対する修理費用」のことをいいます。対物補償と混同するかもしれませんが、対物補償は「相手の車に対する修理費用」のことです。
たとえば過失割合が6:4でこちらの過失が大きかった場合、相手から支払われるこちらの修理費用は4割です。残りの6割は車両保険か実費で支払うかのどちらかになります。
単独事故を起こした場合も同様です。車両保険に未加入では、修理代が全額実費になります。
車両保険と対物補償は似ているようで別物です。オリックスカーリースの契約期間は最長11年と長いため、車両保険を付けておくことをおすすめします。
人身傷害保険
人身傷害保険とは、運転手や同情していた家族が事故でケガをしたときの補償です。治療費や通院費はもちろん、休業した場合の損害金も対象になります。
人身傷害保険は過失割合に関係なく支払われることが多いです。たとえこちらの過失割合が0%でも、補償金額は同じになります。
カーリース(違約金)特約
オリックスカーリースを契約する際は、任意保険にカーリースの中途解約金(違約金)を補償してくれる特約をつけましょう。
カーリース(違約金)特約は事故などのやむを得ない事情で解約する際、中途解約金が車両保険でおりる金額を上回る場合に補償してくれる特約です。
よくある質問
オリックスカーリースの任意保険に関してよくある質問をまとめました。
オリックスカーリースに適した任意保険はある?
任意保険は各保険会社で契約内容や特約を細かく設定できます。保険会社と相談しながらじっくりと決めましょう。
保険会社に相談するときに「オリックスカーリースを利用したい」と伝えると、より適した案内をしてくれるでしょう。
任意保険はどれくらいの人が加入している?
およそ80~90%の人が加入しているといわれています。
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