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法人が社用車を契約するときは、銀行の法人向けカーローンなどが利用できます。しかし利用を検討するにあたり、銀行の法人向けカーローンのメリットはあるのかや節税効果は高いのかが気になるのではないでしょうか。
ポイント
法人向けカーローンを利用して失敗や後悔しないかも心配だと思います。他の車の乗り方と比較しながら見ていきましょう。
銀行系法人向けカーローンとは
法人が事業用に利用する車のための銀行系カーローンです。個人向けの銀行系カーローンとは異なり、法人のみ利用できます。
法人では個人向け銀行系カーローンを利用できないため、法人向けの契約をしなければなりません。
個人向けの銀行系カーローンとの違いは?
ビジネス向けの社用車として利用できるカーローンです。営業車をはじめ、配送用トラックなども含まれます。
法人向けカーローンは、車検費用や社用車へのパーツ費用も融資に含まれるのが特徴です。
銀行系法人向けカーローンの必要書類
法人向けカーローンは、個人向けカーローンとは異なる書類を準備する必要があります。理由は審査対象が個人ではなく会社だからです。
銀行系法人向けカーローンの必要書類
会社向けに必要な書類
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代表者に関する書類
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車両に関する書類
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一般的な必要書類は上記のとおりです。ただし申し込みの内容や車種によっては、その他の書類を求められることがあります。
銀行系法人向けカーローンのメリットとデメリット
法人向けカーローンを銀行系で利用する際は、メリットとデメリットを比較して決めましょう。
個人向けカーローンと比較すると提供元が多くないため、カーローン以外の利用方法も頭に入れておくと良いでしょう。
銀行系法人向けカーローンの2つのメリット
ポイント
銀行系法人向けカーローンのメリット
- 経費にできる費用がある
- 手元のお金が大きく減らない
銀行系法人向けカーローンを利用すると、車にかかる税金や保険料・維持費・ガソリン代などを経費として計上できるようになります。
また現金一括で購入するよりも手元の資金の減りが少ないです。法人向けカーローンを組むことで、毎月無理のない範囲での返済が可能になります。
銀行系法人向けカーローンの3つのデメリット
ポイント
銀行系法人向けカーローンのデメリット
- 利息以外は経費にならない
- 減価償却の手間が発生する
- 初期費用の出費がある
法人向けカーローンを利用すると、車両代金を経費にできません。経費になるのは利息分のみです。
また、車両代金は減価償却の必要があります。毎年おこなうことに手間を感じられるでしょう。
また購入時に初期費用として税金や保険料・手数料などの支払いがあります。全ての費用が法人向けカーローンの対象ではない点に注意しましょう。
銀行系法人向けカーローンの他に社用車を購入する方法は?現金一括・カーリースと比較
銀行系法人向けカーローンの他に車に乗る方法として、現金一括購入やカーリースがあります。それぞれの節税効果と特徴を比較してみましょう。
法人の購入方法別で特徴を比較
銀行の法人向けカーローンと現金一括購入・カーリースで節税効果や費用面の比較をしました。
節税や管理コスト・初期費用などを含めて総合的に比較すると、カーリースが利用しやすいことが分かります。
| 法人向けカーローン | 現金一括購入 | カーリース | |
| 支払い方法 | 借入・分割返済 | 現金一括 | 定額の月額料金 |
| 節税効果 | 減価償却費を経費計上 | 月額料金の全額を 経費計上 |
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| 税金 | 減価償却で分散 | 月額料金とともに 経費計上 |
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| 初期費用 | 頭金・税金・保険料・手数料など | 全額 | 0円 |
| 資金繰り | 現金を残しながら利用できる | 現金が一度に減る | 毎月定額なので 計画しやすい |
| 所有権 | 金融会社 | 自社 | リース会社 |
| 車の売却 | △残債の返済が必要 | ◎可能 | ×途中解約不可 |
| 資産計上 | 固定資産 | 資産計上なし | |
| 車検・メンテナンス | 自社 | リース会社におまかせできるプランあり | |
| 総支払額 | 割高 | 安い | 割高 |
銀行系法人向けカーローンの節税効果をシミュレーション
銀行系法人向けカーローンにはどれくらいの節税効果があるのか、現金一括・カーリースで比較シミュレーションしてみました。
節税効果シミュレーション条件
| 車両価格 | 300万円 |
| カーローン金利 | 年3% |
| 返済期間 | 5年間(60回) |
| 現金購入 | 減価償却4年(普通車)直線法 |
| 維持費 | 年40万円(税金・車検・保険など) |
| カーリース | 維持費込プラン想定/年110万円(標準相場に基づく) |
| 年間経費 | 年間経費額(約) | |
| 銀行系法人向けカーローン | 減価償却75万円 + 支払利息 約19万円(初年度) + 維持費40万円 | 134万円 |
| 現金一括 | 減価償却75万円 + 維持費40万円 | 115万円 |
| カーリース | リース料全額を経費計上 | 110万円 |
比較した結果、銀行系法人向けカーローンの経費額が一番高いことが分かりました。
ポイント
【結論】
法人向けカーローン:現金を残しながら資金繰りを重視したい企業向け
現金一括購入:現金に余裕があり車を長期保有する企業向け
カーリース:簡単な経理処理・定期的な乗り換え・管理を外注したい企業向け
求める内容によって購入方法に向き不向きがあります。比較表を参考にして決めましょう。
法人向けカーリースとは
カーリースが気になる方のために、法人向けカーリースについて解説します。
ポイント
法人向けカーリースの特徴
- 月額料金を経費計上できる
- 初期費用が抑えられる
- メンテナンスを外注できる
- 途中解約はできない
カーリースは個人向けと法人向けがあります。個人向けと法人向けが分かれているカーリースや、共通で申し込めるカーリースがあります。
カーリースは月額料金を経費計上できるため、税金や保険料の仕訳作業がありません。節税効果はカーローンよりも大きくありませんが、経費計上の手間やメンテナンス面で楽になります。
選ぶなら契約期間を自由に選べるカーリースがおすすめ
法人向けカーリースが気になるなら、契約期間を1年単位で選べるカーリースが向いています。カーリースカルモくんは1年から11年の中から1年単位で選べるので無駄がありません。
ポイント
カーリースカルモくんの特徴
- 契約期間を1年単位で選べる
- 頭金・初期費用0円
- 月額料金に法定費用が含まれている(支払いの手間なし)
- 月額料金を経費計上できる
- メンテナンスプランで車の管理をおまかせできる
- 7年以上の契約で走行距離制限なし
カーリースカルモくんは、契約期間を1年から11年まで1年単位で選択できるメリットがあります。
またカーリースカルモくんの有料メンテナンスプランに加入すると、契約期間中の車検やメンテナンスをすべてお任せできるメリットがあります。メンテナンス時期が来たらお知らせが届くため、指定の整備工場に持ち込むだけと手軽です。
気になる方は仮審査を受けることができます。
銀行の法人向けカーローン以外の車の乗り方も合わせて検討するのがベスト
銀行系法人向けカーローンにはメリットとデメリットがあり、全ての法人に向いているとは限りません。
他の乗り方のカーリースや現金一括購入も含めて、自社に合った方法で車に乗りましょう。
よくある質問
Q1:法人が銀行系カーローンに申し込めますか?
A:法人向けカーローンにのみ申し込めます。個人向けカーローンには申し込めません。
Q2:銀行系法人向けカーローンのメリット・デメリットは?
A:メリットは節税効果が高いことや、無理なく返済できるプランを組めることです。デメリットは頭金や初期費用が発生する点や、利息以外の車両価格を経費に計上できない点があげられます。
Q3:銀行系法人向けカーローンの他に車に乗る方法はある?
A:カーリースや現金一括購入があります。
現金一括購入は現金が減りますが、最安値で車を購入できますし、すぐに車が自社の名義になります。カーリースは割高ではありますが、頭金・初期費用0円で定額の月額料金を支払うだけと手軽です。
自分に合った方法で車を購入しましょう。


