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フラット7(カーリース)利用中に事故が起きたらどうなるのか、不安に思う方は多いでしょう。この記事では、フラット7利用中に事故に遭った時の対応手順や任意保険・補償内容についてわかりやすく解説します。
ポイント
事故に遭ったらフラット7と保険会社に連絡する
任意保険は別途契約、または専用の「フラット7保険」がある
事故で車が廃車になったら、強制的に途中解約される
フラット7とは?事故への補償もチェック
フラット7とは、「株式会社オートコミュニケーションズ」が運営するカーリースです。安い月額料金で頭金・初期費用0円。まとまった出費がなくても新車に乗れます。
フラット7の運営会社は、20年以上自動車販売チェーンを展開しています。車の仕入れ力に長けているので、安く大量に新車を仕入れることが可能。他社カーリースよりも安く提供できるしくみが整っています。
フラット7の任意保険は、「個人契約」または専用の「フラット7保険」が利用可能です。
「フラット7保険」の特徴
- 月額料金に含めて保険料を支払える
- 保険料が定額
- 事故に遭っても保険料が上がらない
- 更新手続き不要
- 事故による全損時の追加費用なし
- 契約途中の保険見直しができる
フラット7保険を利用するには、別途申し込みが必要です。詳しい補償内容は申し込み時に教えてもらえます。
フラット7利用中に事故を起こしたらどうする?対応の流れとポイント
フラット7で事故に遭ったときに最優先ですべきことと、事故後の対応や保険会社の連絡方法などを詳しく教えます。

事故に遭ったときの対処法は、基本的にどのカーリースでも同じです。
ただし加入する保険や契約方法によっては、連絡先が変わることもあります。詳しく見ていきましょう。
最優先ですること
フラット7の事故では、安全確保と人命救助を最優先させてください。フラット7への連絡は、最優先の対応が片付いてからでも大丈夫です。
二次災害を防ぐ
まずは車を安全な場所に移動させます。車を動かせないときはハザードランプをつけて、後続車に停車中だと知らせましょう。
高速道路での事故の場合はすぐにハザードランプを点灯し、発炎筒や 三角表示板を使用して後続車に異常を知らせます。
車外に出る場合は、車から離れた安全な場所に移動してください。追突された場合に巻き込まれないよう、ガードレールの外側や車の後方に移動しましょう。
負傷者の救護
負傷者がいる場合は、怪我の程度を確認して119番通報をしてください。負傷者の救護は、運転者の義務として法律で定められています。その後110番通報をして警察を呼びましょう。
軽い事故でも、警察への通報は義務として法律で定められています。必ず110番をしてください。警察へ事故の届け出をしないと、保険適用になりません。
ポイント
自身の体の状態も注意しましょう。軽傷だと思っても、後から怪我が見つかることがあります。体に異常がみられなくても、診察を受けておくと安心です。
事故現場の記録
事故の車の状態や損傷個所は、写真に収めて記録します。相手がいる場合は相手の車の状態も記録してください。ドライブレコーダーの映像が残っている場合は、別途保存しましょう。

相手との情報交換と事故現場を記録
事故を起こした際は、警察の方から連絡先を交換するよう促されます。
相手と情報交換したい内容
・車両登録ナンバー
・住所、氏名、連絡先
・相手の加入している保険会社名や証明書番号
・相手の勤務先など
ココに注意
連絡先交換の際は、免許証や車検証などで正確な情報を交換してください。電話番号はその場で着信を入れる、名刺を頂くなど確実な情報を得ることが大切です。
フラット7販売店へ連絡する
フラット7販売店のサポート窓口や緊急連絡先に連絡をします。事故の際は必ずフラット7販売店にも連絡してください。
フラット7の事故による連絡先は、契約した際に詳細を教えてもらえます。緊急連絡先は、車検証と一緒に保管しておくと良いでしょう。
修理や代車について聞いておく
フラット7販売店に連絡した際、事故車の修理について指示があります。事故車の修理は基本、車検やメンテナンスをおこなっている整備工場でおこないます。
メンテナンスプランに加入していない方は対応が異なるので、フラット7のスタッフの指示に従って修理を受けましょう。
リース車両の修理費用
リース車両の修理費用は、フラット7の月額料金に含まれていません。
修理費用は、自身が加入している保険会社(またはフラット7保険)から支払われます。免責金額が設定されている場合は、免責金額を上限に支払う形になるでしょう。
ポイント
修理費用の免責金額とは、「修理費用のうち〇万円までは契約者の自己負担」となる金額のことです。たとえば50万円の修理費用で免責金額が5万円の場合、5万円は契約者が支払って残りの45万円は保険金から支払われます。
代車は借りられる?
修理をおこなう整備工場によります。
月額料金には代車費用が含まれていないため、場合によっては代車費用の負担が生じる可能性があります。代車希望の方は、修理申し込み時に問い合わせてください。
保険会社へ連絡する
契約している保険会社に連絡をします。そして、事故後の対応は全て保険会社にまかせてください。
当事者間で示談にすることも避けましょう。交渉はプロである保険会社に任せて、解決するのを待ちます。
保険会社とのやりとりのポイント
保険会社にお任せすれば良いです。事故や車の状況によっては、書類の準備をおこなうこともあります。
保険会社に連絡するときは、事故の状況を正確に伝えましょう。その後は担当者と定期的に連絡をとり、進捗状況を確認しながら進めてください。
フラット7の任意保険と補償内容を確認
フラット7利用中に事故に遭った後は、契約している保険内容を確認しましょう。
契約に任意保険は含まれているか?
フラット7では、月額料金に任意保険が含まれていません。専用のフラット7保険は、フラット7契約時に別途申し込む必要があります。
ポイント
フラット7保険場合に限っては、保険料を月額料金と一緒に支払うことが可能です。個人契約の保険は、月額料金とは別で保険会社に支払います。
加入すべき任意保険
フラット7契約中に個人契約をされる方は、以下の5つの任意保険に加入することをおすすめします。
対人賠償保険
事故で人に怪我を負わせた・死亡させて損害賠償責任が生じ、金額が自賠責保険料の補償額を超えた際に支払われる保険です。
対人賠償金額は「無制限」に設定しましょう。
対物賠償保険
事故で他人の物を壊してしまった場合に支払われます。相手の自転車や、事故現場にある建物0などです。
対物補償保険も「無制限」に設定します。
自損事故保険
自賠責保険では補償してもらえない、運転者のための保険です。運転者のミスによる事故でも、怪我や死亡した際に保険金が支払われます。
人身傷害補償保険
事故により怪我や死亡をした場合、自身の過失分も含めて損害額が支払われる保険です。

車両保険
事故により自動車が損害を受けた際に支払われる保険です。補償範囲は加入する保険会社や内容によって異なります。
ポイント
フラット7契約中に事故で車が廃車になると、強制的に途中解約となります。
途中解約をすると違約金が発生しますが、車両保険に加入していると車両保険で違約金をある程度カバーできます。
ただし補償範囲を車対車だけなど限定的にしてしまうと、自損事故や当て逃げで保険適用されません。車両保険は、フルカバータイプをおすすめします。
任意保険に加入しないとどうなる?


事故による損害金の支払いは、自賠責保険で全てまかないきれるとは限りません。賠償金や修理費用が多額になった場合、自賠責保険で補償されない金額は全て自己負担になります。
また、自賠責保険の対象は人身事故のみです。物損事故は対象になりません。
たとえば事故でガードレールを壊してしまった場合、自賠責保険だけではガードレールの賠償金と車の修理費用が実費負担になります。
自賠責保険で補償される内容
死亡 | 最高3,000万円 |
後遺障害 | 最高4,000〜75万円 (後遺障害等級によって異なる) |
傷害 | 最高120万円 |
神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残し、介護が必要になった | 常時介護4,000万円 (第1級) 随時介護3,000万円 (第2級) |
上記以外の後遺障害 | 3,000万円 (第1級)~75万円 (第14級) |
自賠責保険に記載の補償金額は、あくまでも「最大でもらえる金額」です。必ずしも上記の金額が支払われるわけではありません。賠償金が上記の金額を超えた場合は、超えた分が自己負担になります。
任意保険の場合、上記の賠償金は無制限に支払われます。
ポイント
任意保険は、自賠責保険に手厚い補償を上乗せする保険です。多額の賠償金や修理代が生じたときのためにも、任意保険に加入することを強くおすすめします。
保険で補償される内容
任意保険と自賠責保険の修理費用や相手方への賠償金など、自己負担となるケースは次のとおりです。
事故の内容 | 保険の種類 | 任意保険 | 自賠責保険 |
自損事故 | 車両保険 | 〇 | × |
自損+物損事故 | 車両保険 対物賠償保険 |
〇 | × |
相手がいる事故 | 車両保険 対人賠償保険 |
〇 | 対人賠償のみ (補償金額に上限あり) |
任意保険では、ほぼ全ての事故をカバーできます。しかし自賠責保険では、対人賠償のみが対象です。×がついている項目は自己負担になります。
対人賠償の金額は任意保険が無制限に対して、自賠責保険では上限が決められています。任意保険の加入がいかに大切なのか分かりますね。
ココに注意
フラット7契約中に事故により廃車になった際の違約金は、任意保険の車両保険でカバーできます。しかし自賠責保険のみの方は、違約金の全額を一括で支払わなければなりません。
自己負担になるケース
フラット7で事故に遭った際に、任意保険でも保険適用されないケースがあります。いざという時にあわてないよう、自己負担となるケースを見てみましょう。
保険適用外
契約した保険の内容や事故の状態によっては、保険適用外となることがあります。
たとえば本人限定の保険の場合、家族や友人が運転していて事故に遭った際の賠償金は自己負担になります。
契約中にルール違反があった
保険料の未納や飲酒運転中の事故など、ルール違反が判明すると自己負担になります。
過失割合が高い
事故による保険料は、過失割合に応じて支払われます。
たとえば過失割合が自分6:相手4の事故の場合、自分側に支払われる保険金が6割に減額されます。また相手には損害賠償金として、4割分を支払わなければなりません。
ポイント
自賠責保険や無制限の対人・対物賠償に加入している方は、減額分(上の例でいうと自身の4割分)を補償してもらえます。
任意保険の有無で自己負担額がどれくらい変わるのか見てみましょう。
自賠責保険 | 任意保険 (※対人・対物無制限) |
|
自分の過失分 | × | 〇 |
相手の過失分 | △ 対人のみ。対物は自己負担 |
〇 |
自分の減額分 | × | 〇 |
自賠責保険には対物賠償がありません。また対人賠償の補償金額は、条件や上限が設定されています。
一方、任意保険の対人・対物賠償(無制限)に加入していれば自己負担はありません。
免責内容と金額
任意保険には「免責」が設定されていることがあります。免責とは、保険会社が「この条件で事故に遭っても補償しません」という条件のことです。
免責が設定されている条件で事故に遭った場合は、一部または全額自己負担になります。
免責内容:「○○の状態で廃車(修理)になっても補償されません」というものです。免責内容には、地震や津波・火災などがあります。
免責金額:「修理代のうち○○万円までは契約者に負担してもらう」金額のことです。免責金額が5万円の場合、修理代のうち5万円までは契約者の自己負担となります。
事故の修理費用目安
フラット7では、契約車両の修理は提携する整備工場でおこなうのが基本です。事故に遭ったらフラット7に連絡をして、修理について打ち合わせをしましょう。
事故の修理費用は、フラット7の月額料金に含まれていません。加入する任意保険や自賠責保険を使って支払います。保険適用されない分は自己負担です。
事故で廃車になると、強制的に途中解約となります!
フラット7利用中に事故に遭い廃車になると途中解約になります。
フラット7を途中解約されたらどうなる?
フラット7を途中解約すると、違約金が発生します。違約金の金額は、残りの契約期間が多いほど高いです。
フラット7における違約金は「総支払額-(これまでに支払った月額料金+諸費用)」で計算されます。違約金は一括で請求され、分割払いはできません。
任意保険の車両保険に加入している場合は、事故により廃車になった場合に車両価格が補償されます。支払われた車両保険料は、違約金に当てることが可能です。

途中解約された後は、違約金の支払い後に新規契約ができます。途中解約後の頭金や初期費用は0円です。
修理可能ならそのまま利用継続
フラット7で事故に遭っても、修理をして乗り続けられるなら中途解約になりません。修理の有無は、整備工場の判断によります。
見た目だけでは分からない、フレームのゆがみが見つかることもあります。事故の後は必ず整備工場で見てもらいましょう。
もらい事故の場合
もらい事故でも同様の扱いです。廃車になれば途中解約、修理可能なら継続利用になります。
相手がいる事故の場合は、相手に損害賠償を請求することも可能です。
実際に起こったカーリース利用中の事故例と口コミ・評判
カーリースの車事故して ディーラーさんに引取りはしてもらえたけど‥残金有る 入院費やら色々 お金使ってるし 私が支払いするのもキツイ
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ウチのと同じカーリースなら事故や火災で全損だとその時点でサブスク途中解約&中途違約金もなし。また乗りたいのであれば新しいのを契約し直せばよし。そこからリース期間が始まるし保険等級も関係ない。
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フラット7保険では、事故を起こしても保険料は変わりません。
個人契約の保険は契約内容でも異なるので、よく調べてから契約しましょう。
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フラット7保険なら、月額料金に任意保険を含めて支払えます。事故が心配な方や若者に向いている保険なので、事故が心配な方は検討しましょう。
フラット7事故後の注意点
フラット7利用中の事故の後に、どのような点に注意すればよいかを解説します。長い利用期間の中で、事故はいつ何回起こるか分かりません。
安心してフラット7を利用するためにも、事故後の注意点について知っておきましょう。
再発防止のために気を付けること
一番の解決策は、事故を起こさないような運転をすることです。自動車教習所で習ったことを忘れず、初心に戻って運転をしましょう。
運転をしていて、ちょっとしたことでイライラしたりせっかちになったりしていませんか?運転でも譲り合いの気持ちが大切です。
また、優先道路を走っていても相手の飛び出しで事故に遭うこともあります。交差点や道路脇に車や歩行者が見えたら、「飛び出すかもしれない」という気持ちで注意深く運転しましょう。

保険内容を見直す
フラット7利用前に、カーリース向けの特約を契約することも有効です。任意保険には違約金を補償するリースカー車両費用特約をはじめ、さまざまな保険や特約があります。
すでに任意保険を契約されている方は、「カーリース向けの保険に見直したい」と保険会社に相談してみましょう。
フラット7の契約更新や解約に影響することも
事故により廃車になると、車が無くなるうえに多額の違約金を支払うリスクがあります。カーリース向けの保険(特約)に加入して、事故のリスクを少しでも減らすことを検討しましょう。
利用中の事故にそなえたカーリースとは?
フラット7をはじめとするカーリースは、購入とは異なり自由がきかないところがあります。利用中の事故にそなえるため、どんなカーリースに加入するのが良いのかを知りましょう。
自分に合った任意保険を契約できるか
フラット7の月額料金には任意保険料が含ませていませんが、専用の保険があります。
リース会社によっては、フラット7のように提携する任意保険に限り月額料金に含めて契約することも可能です。ただし保険料や保障内容などの選択肢は、個人契約よりも少ないでしょう。
それぞれの特徴を表にまとめました。
カーリースの任意保険の契約方法と特徴
個人契約の保険 | フラット7保険 | |
補償内容 | 自由に選べる | ある程度固定される |
リースカー費用特約 | 別途契約が必要 | 契約に含まれている |
事故による保険等級 | 下がる | 変わらない |
保険料 | ・安い ・別途保険会社に支払う ・等級が下がると保険料が上がる ・等級が高いほど安くなる |
・月額料金と一緒に支払う ・事故に遭っても保険料が変わらない |
保険の見直し・途中解約 | 可能 | 可能 |

修理代はいくらかかるか
カーリースの多くは、提携する整備工場やディーラーで修理をするのが一般的です。任意保険に加入していれば、実費での修理代負担はありません。
免責金額が設定されている場合は、免責金額を上限として自己負担が発生します。
事故時のサポート体制
フラット7は事故時のサポート体制が整っています。修理の手配について相談できるので、事故後に分からないことがあれば相談しましょう。

よくある質問
フラット7で事故を起こしたら強制解約される?
廃車になった場合のみ強制解約となります。修理可能な場合は引き続き利用可能です。
自損事故でも保険は使える?
はい、利用できます。
保険未加入だとどうなる?
自賠責保険のみとなり、自己負担額が多くなります。自賠責保険は、相手への”対人賠償”しか補償されません。
さらに相手への”対物賠償”や、自身の怪我の治療費・車や物損事故の費用は全て自己負担になります。
任意保険を月額料金と一緒に支払える?
フラット7専用の「フラット7保険」なら、月額料金と一緒に保険料を支払えます。個人契約の保険は別途支払いです。
相手が無保険だったらどうなる?
過失割合による保険金が支払われません。
たとえば過失割合が自分が4:相手6の場合、通常であれば自身の残り6割の損害賠償金が相手の保険から支払われます。しかし相手が無保険で支払いの意思がない場合は、十分な補償が得られない可能性が高いです。
また加害者との示談も、保険会社を通さず直接する必要があります。賠償の意思がない加害者の場合、途中から連絡がとれなくなるなどのトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。

ポイント
無保険の相手に対しては、「無保険車特約」に加入するのがおすすめです。無保険車との事故でも、保険加入者と同様の補償を受けられる特約になります。