▲本記事は、私・近藤が独自に作成しています。パブリック・リレーションズ(PR)が含まれていますが、各企業はコンテンツ内容には一切関与していません。
今回はこのような悩みを持つ方に向けて「カーリースはデメリットだらけ」と言われている理由と本当のデメリットをお教えします。
WEB上でカーリースを検索すると、サジェストワードに「カーリース デメリットだらけ」と出てきたことはありませんか?カーリースについて検索したいのに、こんな声を目にしたら不安になるものです。
ポイント
- カーリースは契約プランや選び方を間違えるとデメリットだらけになることがある
- カーリースは頭金や初期費用不要でお得に利用できることがある
- デメリットをカバーするカーリースを選べばお得になる
カーリースはデメリットだらけなの?しくみと特徴
「カーリースはデメリットだらけ」といわれる理由のほとんどが、車を購入したときとしくみが異なる箇所にあります。まずは簡単に、カーリースのしくみから理解していきましょう。
カーリースは、購入とはしくみが違う「残価設定」があるのはご存知でしょうか。このようなカーリースの特徴を、初めての方にも分かりやすく説明します。
カーリースの特徴① 月額料金がずっと定額
カーリースとは、”利用者の代わりにリース会社が車を購入して貸し出すサービス”です。支払いは契約満了までずっと定額で、レンタカーやカーシェアリングなどのように金額が変わることはありません。
また、カーリースは”年単位の契約”です。一方レンタカーやカーシェアリングは、日にちや時間単位の短期間を想定したごく短期間の契約になります。
カーリースは基本的に契約満了まで車が手元にあるため、車検やメンテナンスは自分で管理をします。まさに自分の車のように乗ることが可能です。
さらに、月額料金には契約期間分の税金や自賠責保険料・初期費用・諸費用がコミコミ。支払いは月額料金のみで良く、車の乗り出しの際のまとまった出費を抑えられます。
カーリースの特徴② 残価が引かれるから安い
カーリースの月額料金は「残価」が引かれています。残価とは、”契約満了時に予測される車の市場価格”のことです。
たとえば車両価格300万円・残価50万円の車があったとします。この場合の車両価格は、車両価格から残価を差し引いた250万円です。
カーリースの車両価格は全額支払いません。残価を差し引いた分の車両価格なので、諸費用を含めても購入よりも安く利用できます。
カーリースはデメリットだらけと言われる原因
カーリースはデメリットだらけと言われていますが、実際は「初期費用不要」「残価設定」などの特徴があります。
しかし、その他のデメリットになりうるしくみや特徴を取り上げて「カーリースはデメリットだらけ」と言われているのが現実です。
ここでは「カーリースはデメリットだらけ」と言われている原因について、よく言われているデメリット7つをお教えします。
ポイント
カーリースはデメリットだらけと言われる原因
- 途中解約をすると違約金が発生する
- 購入よりも割高に感じられる
- 契約満了時に残価精算を求められることがある
- 原状回復費用が発生することがある
- 車が自分のものにならない
- 走行距離制限がもうけられている
- 自由にカスタマイズできない
デメリットだらけの原因① 途中解約をすると違約金が発生する
カーリースは原則として途中解約ができません。なぜならカーリースの月額料金は、支払い総額を支払い月数で割って計算されているからです。
どうしても途中解約をしなければならないときは、違約金(解約金)を支払うことで途中解約できます。
このような理由から、「高額な違約金を請求される」「購入のように自由に利用できない」などの不安を持った方が「デメリットだらけ」と言っていると思われます。
ココに注意
カーリース契約後は、月額料金や支払い方法の変更ができません。また利用中に事故を起こして廃車になった際は、強制的に途中解約となります。
ただし、途中解約や契約内容の変更ができないのは自動車ローンも同様です。カーリースだけのデメリットではありません。
自動車ローンを途中解約する際は残債を支払いますが、カーリースは違約金(解約金)という名目で「契約満了までの未払い分」を支払います。カーリースだけが高額な違約金を取られるわけではないのです。
デメリットだらけの原因② 購入よりも割高に感じられる
カーリースと購入では、しくみの違いから「購入よりも割高だ」「中古車を買った方が安い」という声があります。
しかしカーリースと購入とではしくみが異なるため、月額料金だけを見て割高だとはいえません。
カーリースと購入の比較
カーリース | 自動車ローン | 現金一括購入 | |
車両価格 | 残価を差し引いた金額 | 全額 | |
支払い期間 | 1年~11年
(リース会社により異なる) 短期から中長期の契約が可能 |
3年や5年
比較的短い |
一括 |
法定費用
(税金・自賠責保険料) |
契約期間分の金額が月額料金に含まれる
支払いの手間がなくなる |
都度支払いが必要 | |
車検・メンテナンス費用 | 月額料金に含めて定額で支払う、または実費負担 | 実費負担 |
カーリースでは車両価格から残価が引かれているため安いです。しかし購入では、全額支払わなければなりません。残価設定ローンもありますが、契約満了時に車を自分のものにするためには残価の支払いが必要です。
支払い期間はカーリースの場合、最長11年と長期の契約が可能。長期契約の月額料金は安いです。しかし購入の支払い期間は比較的短く高額で、契約満了までに完済しなければなりません。
また、カーリースは契約期間分の税金や自賠責保険料を月額料金に含めて支払うことができます。月額料金に多くの項目が含まれていることから、月額料金と購入時の返済金額を比較するとカーリースが割高に感じられるのです。
しかし車検・メンテナンス費用を見ると分かるように、カーリースならまとまった維持費の出費を抑えられます。購入した場合は都度実費での支払いが生じますから、車検までに車検代を貯めておかなければなりません。
ココがポイント
カーリースの月額料金は「総支払額÷契約月数」で計算されています。総支払額は変わらないので、契約期間が長いほど月額料金は安いです。また、希望する予算や利用期間に応じた契約ができるメリットがあります。
デメリットだらけの原因③ 契約満了時に残価精算を求められることがある
カーリースは「残価」があり、契約期間中に支払う車両価格を抑えられます。しかしリース会社の中には、契約満了時に「残価精算」を求められることも。このような良くないケースのみを見て「デメリットだらけ」と言われているのです。
残価精算とは、契約満了時に残価と市場価格を査定して差額を精算することをいいます。車の査定価格が残価を下回っていた場合は、差額の支払いを求められます。
たとえば残価50万円に対し、査定価格が45万円だったとしましょう。この場合は査定価格が残価よりも低いため、差額の支払いは5万円です。
カーリースの残価精算は「オープンエンド契約」でのみおこなわれます。「クローズドエンド契約」の差額はリース会社が負担するため、残価精算はありません。
オープンエンド・クローズドエンドの特徴は次のとおりです。
オープンエンド契約:利用者に残価を公開して、契約満了時に残価精算をします。残価は高額になる傾向があり、月額料金は安いです。
クローズドエンド契約:利用者に残価を公開しない代わりに、残価精算はありません。差額はリース会社が負担します。月額料金はオープンエンド契約よりも高めに設定されています。
オープンエンド契約は残価精算があり、契約満了時にまとまった金額の支払いを求められるリスクがあります。
クローズドエンド契約は余分な費用を支払うリスクが低いです。高額な残価設定によるオープンエンド契約の安すぎる月額料金に騙されないようにしましょう。
デメリットだらけの原因④ 原状回復費用が発生することがある
カーリースでは契約満了時に車を返却する際、「原状回復」をしなければなりません。原状回復とは車体のキズや凹み・汚れを修理して元に戻すことをいいます。
車の状態によっては原状回復費用が高額になることから、「カーリースはデメリットだらけ」といわれています。
ただし、経年劣化による小さなキズなどは原状回復の対象ではありません。また、目立つキズや凹みができたときにすぐに修理しておけば、契約満了時の原状回復は不要です。
さらに、リース会社によっては原状回復費用をカバーできる「救済ルール」をもうけているところもあります。
デメリットだらけの原因⑤ 車が自分のものにならない
「カーリースはデメリットだらけ」といわれる理由で特に多いのが、「車が自分のものにならない」しくみです。
しかしリース会社によっては、契約満了時に車がもらえる(買い取りできる)プランがあります。購入を希望している方でも、まとまった費用負担なしで新車を所有できます。
たとえば11年リースした車を所有すると、車検代は高くなる傾向にあります。経年劣化により突発的な修理が発生することもあるでしょう。契約満了後の車検代は実費負担になりますから、より高額な費用が必要になるリスクがあるのです。
まとまった費用を抑えたい方は、契約満了後にカーリースを新規契約して新車に乗った方がコスパが良いといえます。
デメリットだらけの原因⑥ 走行距離制限がもうけられている
カーリースには月あたり1,000~2,000kmの「走行距離制限」がもうけられています。走行距離制限を超過すると、規定に沿った精算金を支払うことから「カーリースはデメリットだらけ」との声が多いです。
しかし実際は、契約満了時の総走行距離数をもとに精算をしています。つまり、毎月の走行距離制限を厳密に守らなくても良いということです。
ココがポイント
たとえば趣味や旅行などで、月あたりの走行距離制限を数回オーバーしたとしましょう。このような場合でも、契約満了時に総走行距離数がオーバーしていなければ追加料金はありません。
また、私が把握しているカーリースの走行距離制限は「月あたり1,500~2,000km」が大半です。毎月大きく超えることがなければ問題ないでしょう。
デメリットだらけの原因⑦ 自由にカスタマイズできない
「カーリースはデメリットだらけ」といわれる理由のひとつに、自由にカスタマイズができないことがあげられます。
しかしカーリースでは、違法改造を除いてカスタマイズは禁止されていません。あくまでも返却時に元の状態に戻しておけば良いのですが、原状回復費用が実費負担になることからカスタマイズをしにくいだけなのです。
対策として、契約満了時に車がもらえる(買い取りできる)プランを利用しましょう。車を自分のものにする場合は、自由にカスタマイズができます。原状回復も不要です。
デメリットだらけはウソ!カーリースのメリット
「カーリースはデメリットだらけ」といわれる理由を解説しましたが、実はカーリースにはメリットがたくさんあります。詳しくみていきましょう。
ポイント
カーリースのメリット
- 頭金・ボーナス払いなしでも新車に乗れる
- 残価が引かれるので安い
- 車種やボディカラーカラー・オプションを自由に選べる
- 契約や乗り換えが簡単
- アフターサービスが充実している
- メンテナンスが充実している
- 契約満了時の選択肢が豊富
カーリースのメリット① 頭金・ボーナス払いなしでも新車に乗れる
車を購入する際には、車両価格とは別に頭金や登録諸費用・税金などの初期費用を支払います。自動車ローンの場合は借入額に含めることができないので、最初に一括で支払いを求められるのが一般的です。
頭金は車両価格の20%~30%なので、ローンでも車を購入するためにお金を貯める必要があります。
しかしカーリースなら頭金も初期費用も月額料金に含まれています。乗り出しにかかる費用は月額料金のみです。
カーリースのメリット② 残価が引かれるので安い
カーリースは車両価格から「残価」が引かれるため月額料金が安いです。たとえば車両価格場300万円の車でも、50万円の残価が引かれると車両価格は250万円になります。
カーリースなら、高額で諦めていた車でも乗れる可能性が高いです。また好きなグレードやオプションを選ぶ・最新の安全装備を付けることもできます。
カーリースのメリット③ 車種やボディカラーカラー・オプションを自由に選べる
カーリースでは購入時と同様に、お好みの車種やボディカラー・オプションを付けられます。ここまでできる理由は、利用者が選んだ車をリース会社が代わりに貸し出すしくみだからです。
レンタカーやカーシェアリングでは借りられる車種が限られていますが、カーリースなら車にこだわりたい方も妥協することはありません。
しかもナンバーはレンタカーの「わ」ナンバーではないため、見た目だけではカーリースの車だと分からないところもメリットとなっています。
カーリースのメリット④ 契約や乗り換えが簡単
カーリースの契約は、基本的にWEB上でおこないます。近年では店舗に出向く手間がなく、WEBや郵便などを利用して書類のやりとりができるようになりました。
カーリースはお仕事や育児で時間をとるのが難しい方でも、自宅にいながらすき間時間に契約手続きができます。契約前に不安や疑問点があれば、メールや電話・LINEやチャットなどで質問に答えてくれるため安心です。
さらに自宅まで納車してくれるカーリースを選べば、さらに手間がかかりません。
カーリースのメリット⑤ アフターサービスが充実している
カーリースは契約期間中にアフターサービスが豊富です。サービス内容はリース会社によって異なりますが、メンテナンス込みの場合は車検やメンテナンス時期のお知らせをしてくれます。
カーリースは納車して終わりではありません。車に詳しくない方や車の維持をおまかせしたい方にも向いています。
一方、購入した車の管理は基本的に顧客です。車検やメンテナンス時期を忘れてしまうと、安全な車を維持できないなどのリスクがあります。
カーリースなら、契約満了まで手厚いアフターサービスを受けられます。税金の支払いなどの面倒な手続きをはじめ、何かがあった際はカスタマーサービスでいつでも相談できるため安心です。
カーリースのメリット⑥ メンテナンスが充実している
車に乗るには車検や定期メンテナンス・法定点検を受けなければなりません。また、必要に応じて消耗品の交換をおこないます。中でも車検代は10万円前後と高額です。
カーリースは、月額料金に契約期間分の税金や自賠責保険料が含まれています。さらに、リース会社やプランによっては車検代やメンテナンス代を月額料金に含める契約も可能です。
維持費を一本化すれば、支払いは毎月の月額料金のみになります。支出がずっと変わらないので、家計管理や貯金もしやすくなるでしょう。
カーリースのメリット⑦ 契約満了時の選択肢が豊富
カーリースは契約満了後の選択肢が複数から選べます。内容はリース会社にもよりますが「返却」「車を買い取る」「車をもらう」「再リース(延長)」「乗り換え」などです。
返却や再リースなどの手続きも、全てリース会社が行うため利用者の手間がありません。
一方、購入した場合は車を手放す際に買取店を探す手間があります。
カーリースは車を借りたい方はもちろん、将来的に車を自分のものにしたい方にも対応しています。
カーリースがデメリットだらけになるかは選び方次第!デメリットの回避策とは?
カーリースがデメリットだらけになるかどうかは、リース会社や契約プランの選び方次第で変わります。デメリットの回避策を知れば、失敗や後悔をするリスクが少なくなるでしょう。
カーリースを選ぶときは、以下でお教えするデメリットの回避策を実践してみてください。
ライフステージに合った契約期間を選ぶ
中途解約や違約金のリスクがあると、カーリースがデメリットだらけに感じられてしまいます。中途解約のデメリットを回避するには、自身のライフステージに合った契約期間を選ぶことです。
カーリースの契約期間は、3年・5年・7年などの車検に合わせて設定されていることが多いです。しかしリース会社によっては1年単位で契約期間を決められるところもあります。
希望する契約期間がない場合は、契約期間を自由に選べるカーリースを選びましょう。
さらに事故による中途解約を防ぐために、任意保険の「車両保険」や「リース車両費用特約」に入っておくと安心です。
頭金・ボーナス払いなしのカーリースを選ぶ
カーリースは購入よりも割高だと感じられるかもしれませんが、実は残価が引かれており安く利用できます。
しかし毎月の負担を減らしたいがためにボーナス払いを利用すると、将来的に困るリスクがあるのでおすすめしません。
カーリースは支払い方法を一度決めると、契約途中の変更は不可です。将来転職や退職をしたとしても、ボーナス払いは変わらず発生します。
カーリースは頭金やボーナス払いなしでも十分安いです。頭金やボーナス払いなしを選択できるカーリースを選べば、契約満了までずっと定額の支払いで済みます。
ボーナス払いをなしにすれば、支給されたボーナスは貯金やその他の費用に回すことができます。
「クローズドエンド」のカーリースを選ぶ
残価精算のデメリットは、クローズドエンド契約のカーリースを選ぶことで回避できます。
クローズドエンド契約のカーリースは、契約満了時に査定価格が残価を下回っていても顧客による差額の支払いがありません。差額はリース会社が負担します。
原状回復の救済ルールがあるカーリースを選ぶ
カーリースの契約満了時、原状回復費用を「〇万円までなら負担なし」「負担額は〇万円まで」などの救済ルールをもうけているカーリースを選びましょう。
経年劣化によるキズは修理の対象外ですが、車をぶつけた・こすったときにできたキズや凹みは原状回復して返却しなければなりません。
カーリースの原状回復ルールは、リース会社によって変わります。心配な方は原状回復についてのルールがあるかを事前に問い合わせておきましょう。
車がもらえる(買い取れる)カーリースを選ぶ
カーリースで車を返却したくない・自由にカスタマイズしたい方は、契約満了後に車がもらえる(買い取れる)カーリースを選びましょう。
ただし、全てのカーリースで車がもらえる・買い取りできるわけではありません。車をもらうためにはオプション加入が必須な場合もあるので、契約内容や料金をよく確認してください。
車をもらう(買い取る)後は、車が完全に自分のものになります。原状回復や走行距離制限もありません。
走行距離が長い(無制限の)カーリースを選ぶ
比較的長距離を運転される方や、趣味などで長距離を移動する機会が多い方にとっては走行距離制限がデメリットだらけに感じられるのではないでしょうか。
しかし、カーリースによっては走行距離が無制限になるプランがあります。また、車をもらう選択肢をとる場合は、走行距離制限がありません。
走行距離制限が長い・無制限のカーリースを選べば、走行距離超過による追加精算の心配がなくなります。
選び方では回避できないカーリース本当のデメリット
カーリースのデメリットのほとんどが、リース会社選びやプラン選びで回避できます。しかし、どうしても避けられないデメリットがあることも知っておいてください。
カーリースの本当のデメリットは次のとおりです。
事故の際の修理代は自己負担
カーリースの契約中に事故を起こした場合、修理代は基本的に自己負担となります。
カーリースにはメンテナンス代が定額になるプランがありますが、実は車の修理代に関しては対応していません。対象となるのは車検やメンテナンスの際の消耗品の交換や、通常の使用で劣化していく箇所の修理代のみとなっています。
事故の際の修理費用は、任意保険の車両保険に加入することで回避できます。また、途中解約の違約金をさらにカバーできる「リース車両費用特約」などもおすすめです。
審査が必須
カーリースを利用するには、審査に通過する必要があります。他社からの借入金がある場合や、過去にクレジットカードの審査に落ちた方などは審査に通るか不安なのではないでしょうか。
しかしカーリースは、自動車ローンと比較すると審査が甘い傾向にあります。なぜならお金を借りるのではなく、車のリース料金を支払う契約だからです。
実際に自動車ローンやクレジットカードの審査に落ちた方が、カーリースの審査に通ったということもあります。
カーリースがデメリットだらけに感じるのはどんな人?
カーリースがデメリットだらけだと言われている理由について解説してきました。最終的にはあなたに向いているか向いていないかが分かれば、デメリットだらけだと感じることは少なくなるのではないでしょうか。
ここからはカーリースがデメリットだらけだと感じられる人の特徴をお教えします。
デメリットだらけに感じる人の特徴
ここまでカーリースのしくみや特徴を解説してもなお、デメリットだらけだと感じられる場合は購入の方が向いているといえます。具体的には次のような方です。
最初から車を自分のものにしたい
カーリースにおける車の所有権はリース会社にあります。最初から名義を自分のものにしたい方は、デメリットだらけだと感じてしまうかもしれません。
しかしカーリースには車がもらえるサービスがあります。最終的に車が自分のものになるのはもちろん、契約期間中も自由にカスタマイズができます。
車を頻繁に乗りかえたい
カーリースは基本的に途中解約ができません。ライフステージの変化や気持ちが変わったなどで車を頻繁に乗りかえたい方は中途解約のリスクが高くなります。
途中解約のリスクを回避するには、契約期間を1年単位で決められるカーリースを選んでみてください。また、3年・5年など比較的短い契約期間でも利用できます。
契約期間を自由に決められるカーリースなら、ライフステージに合わせて車に乗れます。
車検やメンテナンスをなじみの整備工場で受けたい
カーリースでの車検やメンテナンスは、提携する整備工場で受けることがほとんどです。長年お世話になったディーラーや、知り合いの整備工場で車検を受けたい方などは割高になってしまいます。
カーリースでもメンテナンスなしを選択できるところがあります。また、メンテナンスを含めずご自身で手配する選択もできます。
メリットがある人の特徴
カーリースでメリットを感じられるのは、次のような方です。
まとまった費用を支払いたくない
カーリースの月額料金には、頭金・初期費用・契約期間分の税金や自賠責保険料が含まれています。車の乗り出しに大きなお金が出て行くことはありません。
また車検代なども月額料金に含めることができれば、契約期間中もまとまった出費を抑えられます。
忙しくてディーラーに出向く時間がない
カーリースの契約はWEB上で自宅からおこなえます。書類のやりとりなどは郵便やメールなどでできるほか、納車も自宅までしてくれるカーリースもあります。
お仕事や育児などで忙しくディーラーに出向く時間がない方でも、自宅からすき間時間に手続きを進められます。
家計管理を楽にしたい・貯金したい
カーリースは頭金や初期費用が不要で、最初にまとまった費用がかかりません。新車に乗りたいけれど貯金がない方や、将来のために貯金をしたい方にも向いています。
車に詳しくない
カーリースの車検やメンテナンスは、全て提携する整備工場で受けられます。またメンテナンス時期が近づくとお知らせしてもらえるため、万全な状態を維持しながら乗り続けることが可能です。
車に詳しくない方や、車検やメンテナンス時期を忘れそうで不安な方にもカーリースは向いています。
家計管理を楽にしたい
カーリースは車に関する費用のほぼ全てを一本化できます。ボーナス払いなしも可能です。
支払いは最初から最後までずっと変わらないので、車に関するお金を貯金する手間がかかりません。家計管理を楽にしたい方に向いています。
最新の安全装備が付いた車に乗りたい
カーリースはまとまった費用負担なしで、毎月定額の月額料金で新車に乗れます。定期的に新車に乗りかえることが容易なので、運転に自信がない方は最新の安全装備が付いた新車に乗り続けることができます。
審査に通るか不安
カーリースの審査は自動車ローンよりも甘いです。審査に不安な方でも通る可能性があるので、まずは審査を受けてみることをおすすめします。
不安を払拭できるおすすめのカーリースは?
カーリースをデメリットだらけだと感じることなく利用するために、私がおすすめするカーリースを利用する方法もあります。
定額カルモくん
ポイント
定額カルモくんの特徴
- 契約期間を1年単位で決められる
- オプションが豊富
- 車がもらえるオプションがある
定額カルモくんは、ナイル株式会社がオリックス自動車株式会社と提携して運営しています。大手の購買力を持ちながら、独自のサービスを展開するカーリースです。
契約期間は1年から11年の中から1年単位で決められるので、途中解約のリスクを抑えられるでしょう。
定額カルモくんの魅力は、豊富なオプションと比較的自由な契約です。車検をお任せしたい方はメンテナンスプランに加入を、自分で手配したいかたはメンテナンスなしを選ぶことができます。
また契約満了後に車を自分のものにできる「もらえるオプション(月額500円)」もあります。
オリックスカーリース
ポイント
オリックスカーリースの特徴
- 月額料金が安い
- 契約満了後に車がもらえる
- 契約満了の2年前から自由に途中解約や乗りかえができる
オリックスカーリースはオリックス自動車株式会社のカーリースです。リース業界最大手で車を安く大量に仕入れることができます。
さらに契約満了後は、乗っていた車を追加料金なしでプレゼント。車を自分のものにしたい方にも向いています。
また途中解約のリスクを減らすために、契約満了の2年前からは違約金なしで途中解約や乗り換えが可能です。
KINTO
ポイント
KINTOの特徴
- トヨタの正規販売店でメンテナンスを受けられる
- 月額料金が安い
- 車検代・メンテナンス代・任意保険料が月額料金にコミコミ
KINTOはトヨタのグループ会社「株式会社KINTO」のカーリースです。トヨタの正規販売店で車検やメンテナンスを受けられます。
KINTOはトヨタ系で大手のため、余分なコストを排除しながら大量に安く車を仕入れています。さらに車検やメンテナンスまで自社でおこない、人件費や手数料などのコストを徹底的に排除。総合的に見ても月額料金はかなり安いです。
さらに車検代やメンテナンス代・任意保険料は、最初から月額料金に全てコミコミです。車に関するほぼ全ての維持費を定額にできます。
本当にデメリットだらけ?カーリース利用者の声
審査落ちが不安だったけど審査に通りました
カーリースの審査通過のメール来てた~。
前にクレカ審査落ちてたから怖かった…(´;ω;`)
駐車場の契約も来週できそうだから、ついに車デビュー…。せどりと運転の勉強に頭ぱんぱん— ぐらこ (@miyaglako) August 6, 2022
うおお、カーリース審査通った(笑)絶対無理と思ってたから嬉しいヽ(;▽;)ノ今の車ポンコツだから早く乗り換えたかったんだよ〜
— @奈倉 (@nakura_go5) November 4, 2021
家計管理が楽になりました
遂に納車しました😆❗️カーリースなんで家計管理しつつ5年後は自分のもの✨機能が素晴らしい♪
これでドライブでも何でも何処にでも行けるぜー(*゚▽゚*)!! pic.twitter.com/uhTnqD3QbY— しゅう (@syuu_mybass) September 11, 2022
月額料金が安いです
カーリースでマツダCX-5を契約しましたん。
月額めっちゃ安い。 pic.twitter.com/nztCvQS20B— 杉山 (@hitoshiki_m) August 5, 2023
カーリースが来年5年目で更新。安いので継続の見積したら、今よりー1万円で5年のリース。私72歳になっちゃう。やれるかな?やるしかないか、もう少し頑張るかな。
— kaigo-Ripple (@IP65lNhRZAGcIbz) November 18, 2023
車検代が定額で楽です
私もKINTOで契約しました。
保険料考えなくていいし、税金、車検、タイヤなどなど。別口で出費するのが嫌で…。諸々、計算したら確実にKINTOの方が安いです。友達や家族に運転変わってもらえるのも⭕️
自分の所有物にはならないけれど、車っていつまでも保管できないので⭕️ですね!— きゅう (@usaginomorita) July 31, 2023
カーリースは会社選びでデメリットを避けられる!
カーリースはリース会社や契約プランの選び方次第で、デメリットだらけにはならずメリットを受けられることが分かりました。はっきり言うと、「カーリースはデメリットだらけ」という噂はウソです!
各リース会社のサービス内容や契約プランを比較すれば、あなたの希望に沿った利用ができるでしょう。「カーリースはデメリットだらけ」という声があるのは、サービス内容をよく理解されていないか、カーリースで失敗してしまった方の声だと思われます。
カーリース選びに失敗したくない方は、車のプロの私がおすすめするカーリースから選んでください。まずはお試し審査から始めてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
カーリースは本当にデメリットだらけ?
カーリースはデメリットだらけではありません。しかし中途解約ができない・審査が必須・修理代は自己負担などのデメリットはあります。
実際にデメリットだらけに感じる方もいらっしゃいますが、デメリットを回避する方法を参考にすればカーリースのリスクを減らすことができます。
カーリースのデメリットを回避する方法はある?
あります。
「中途解約のリスクは契約期間を選べるカーリースを選ぶ」「審査が必須な点は審査が甘いカーリースを選ぶ」「修理代が自己負担な点は任意保険の車両保険に加入する」ことで回避できます。
カーリースがメリットある人はどんな人?
まとまった費用を支払いたくない・家計管理を楽にしたい・安い月額料金で新車に乗りたい方です。