車購入の知恵袋

年収別の車のローン適正額はいくら?返済額の目安と審査のコツを車屋が解説

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読者
年収別の車のローン適正額はいくら?
読者
車のローン返済額の目安はいくら?
読者
車のローン審査に通りやすくなるコツを知りたいな

年収別で車のローン適正額はいくらなのか気になりますか?毎月の返済額の目安は、いくらくらいが適正額なのかも気になりますよね。

この記事を読むと、年収別の車のローンの適正額が分かります。返済額の目安や審査のコツも詳しく解説しています。

解説者
年収別の車のローン適正額をみていきましょう。車屋経営者の私が、どこよりも分かりやすく教えます。

【目安は年収200万円以上】車のローン審査に通りやすい年収

車のローンを組むには、目安として年収200万円以上必要だといわれています。さらに年収によって借りられる金額も変わるので、ローンを組む際は気を付けましょう。

解説者
まずは車のローン審査に必要な年収の目安と、年収別で借りられる上限額の仕組みをお教えします。

車のローン審査に通りやすい年収は約200万円

車のローンを組むには、年収200万円未満では厳しいケースがあります。理由は、年収によって借り入れできる上限額(借入上限額)が変わるからです。

借入上限は年収の3~4割、返済負担率は3割程度を目安に

車のローンには「借入上限額」「返済負担率」が設定されています。ひとつずつ見ていきましょう。

借入上限額とは

「年収別でいくらまで借りられるか」の目安金額のことです。借入上限額は一定ではなく、金融会社やローン会社によって個々に設定されています。

ポイント

借入上限額の目安は年収の3~4割程度です。

返済負担率とは

年収に対して「これ以上貸したら返済が負担になる」といわれる割合のことです。

つまり返済負担率が高すぎると、年収が高くても車のローン審査に落ちてしまう可能性があります。

ポイント

一般的な目安は年収の3割前後とされています。

【年収別】借入上限額・返済負担率一覧

年収別の借入上限額と返済負担率の目安は次のとおりです。

年収 借入上限額

年収の3~4割程度

返済負担率(約)

年収の3割前後

200万円 60~80万円 60万円
250万円 75〜100万円 75万円
300万円 90〜120万円 90万円
350万円 105〜140万円 105万円
400万円 120〜160万円 120万円
450万円 135~180万円 135万円
500万円 150〜200万円 150万円
550万円 165〜220万円 165万円
600万円 180〜240万円 180万円
650万円 195~260万円 195万円
700万円 210〜280万円 210万円

一覧表を見ると、借入上限額と返済負担率は大きく変わらないことが分かります。借入上限額と返済負担率は、車以外のローンも含めた金額なので注意しましょう。

すでに消費者金融やカードローン・リボ払いを契約している方は、車のローン予定額に各社のローンを含めた金額で計算しましょう。

たとえば年収250万円で消費者金融からの借金が20万円ある方は、借入上限額が55万円~80万円・返済負担率が55万円程度となります。

ポイント

借入上限額と返済負担率はあくまで目安です。ローン会社によって多少の前後があります。

年収別の車のローン適正額はいくら?【年収300・400・500万円で比較】

年収別で買える車種や返済額はいくらになるのでしょうか。年収300万円・400万円・500万円を例に見ていきましょう。

年収300万円で買える車種と返済額の目安

年収300万円で買える車種は、90〜120万円の車です。新車を頭金・ボーナス払いなしで購入する場合、以下の新車を買うことができます。

  • ダイハツ ミライース
  • スズキ アルト など

ココに注意

グレードやオプション内容によっては、借入上限額を超える場合があります。借入上限額を超えないように選択しましょう。

年収300万円の方は、軽自動車を中心に買うことができます。100万円のローンを組んだ想定で、返済額の目安を見てみましょう。

借り入れ年数 毎月の返済額 1年間の返済額 総返済額
3年 30,421円 365,063円 1,095,189円
5年 19,332円 231,993円 1,159,965円
7年 14,608円 175,302円 1,227,114円

車両価格1万円未満は切り捨て

金利6%を想定 (※ディーラーローンの金利平均値)

頭金・ボーナス払いなし

借入期間を5年以上にすれば、毎月の返済額を1万円台に抑えられます。家計が厳しい方でも、軽自動車の新車に乗りやすくなるでしょう。

解説者
頭金やボーナス払いを入れたり中古車を選んだりすると、さらに上のグレードの車を買うことができます。

年収400万円で買える車種と返済額の目安

年収400万円で買える車種は、120〜160万円の車です。

  • スズキ ワゴンR
  • ダイハツ ムーヴ など

年収400万円の方も軽自動車を中心に買うことができます。120万円のローンを組んだ想定で、返済額の目安を見てみましょう。

借り入れ年数 毎月の返済額 1年間の返済額 総返済額
3年 36,506円 438,075円 1,314,225円
5年 23,199円 278,392円 1,391,960円
7年 17,530円 210,363円 1,472,541円

車両価格1万円未満は切り捨て

金利6%を想定 (※ディーラーローンの金利平均値)

頭金・ボーナス払いなし

5年間の借り入れでは、毎月の返済額を2万円台前半に抑えられます。100万円借りた場合よりも月々4千円ほど高くなりますが、年収400万円であれば多く借りることが可能です。

年収500万円で買える車種と返済額の目安

年収500万円で買える車種は、150〜200万円の車です。

  • ダイハツ タント
  • スズキ アルトラパン など

年収500万円の方は、軽自動車やコンパクトカーを中心に買うことができます。150万円のローンを組んだ想定で、返済額の目安を見てみましょう。

借り入れ年数 毎月の返済額 1年間の返済額 総返済額
3年 45,632円 547,594円 1,642,782円
5年 28,999円 347,990円 1,739,950円
7年 21,912円 262,953円 1,840,671円

車両価格1万円未満は切り捨て

金利6%を想定 (※ディーラーローンの金利平均値)

頭金・ボーナス払いなし

7年契約にすれば、毎月2万円台前半でローンを組めます。ボーナス払いなしで2万円ほどなので、年収500万円の方は家計の負担が少なく借りられるでしょう。

車のローン以外の費用一覧

車に乗るにあたっては、車のローン以外に維持費や諸費用が必要になります。車のローン以外の費用一覧は次のとおりです。

頭金・登録諸費用

車購入時には、初期費用として頭金や登録諸費用が必要です。

登録諸費用には自動車税や環境性能割。重量税・自賠責保険料といった法定費用が含まれています。その他に車両登録のための費用や手数料・ディーラーの代行手数料などもあります。

登録諸費用は車両価格の1~2割程度が目安で、ローンの金額に組み込むことができません。そのため、契約時に諸費用としての支払いを求められることがあります。

さらに頭金を入れる場合は、最初に請求をされるでしょう。頭金を入れると借入額を減らせますし、金利を抑えることもできます

解説者
頭金を考えている方は、車のローンを組むまでに貯めておきましょう。その他登録諸費用も貯めておいてください。

金利(利息)

車のローンでは、借入金額にプラスして金利が発生します。

金利は車のローンを組むお店や借入先により異なりますが、ディーラーローンの金利は6%が平均です。

銀行系ローンは金利が3%程度と低いですが、審査が厳しいとされています。また申し込みも銀行に出向く必要があるため、ディーラーローンを利用されている方が多いでしょう。

ポイント

先ほどのシミュレーション結果を例にすると、年収300万円の方がディーラーローンで100万円借りた場合の総返済額は1,095,189円となります。

オプション料金

カーナビやオーディオなどのオプションを購入すると、ローン以外に料金が発生します。

オプション料金はローンに入れることができますが、全てをローンで賄う場合は借入上限額を超えないようにしましょう

法定費用(税金)

車を維持するためには、国に定められた法定費用(税金)を支払わなければなりません。必要な法定費用は次のとおりです。

法定費用 特徴 金額目安
消費税 ローンに含めることができます。 車両保体価格の10%
自動車税 毎年送付される納税通知書で、1年に1回納めます。 ・軽自動車/7,200円または10,800円
・普通自動車/車の排気量によって異なる。1.5L超~2.0L以下は36,000円
環境性能割 購入時に納めます。 取得額の0~3%
軽自動車/0~2%
重量税 重量に応じた金額を、購入時と車検のたびに納めます。 ・6,600円(13年経過していない車)
・8,200円(新車新規届出から13年経過した車)
・8,800円(新車新規届出から18年経過した車)

車検代

新車購入時は3年目、以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。車検代は「車検基本料」と「法定費用」に分かれています。

車検基本料とは、点検費用や手数料・技術料・部品交換代などのお店ごとに決められている料金です。金額は車検の内容や店舗により異なります。

法定費用とは、自賠責保険料や重量税などの税金のことです。どこで車検を受けても法定費用は変わりません。

車検代は軽自動車で5~8万円程度が相場です。車検の内容や受ける店舗・修理や部品交換の有無により金額が変わります。

解説者
車検代は維持費の中でも高額です。定期的に受ける必要があるため、車検までにお金を貯めておきましょう。

メンテナンス代・消耗品費・維持費

車に安全に乗るためには、定期的なメンテナンスや消耗品交換が欠かせません。またガソリン代や駐車場代などの維持費も発生します。

任意保険料

万が一の事故や盗難・災害にそなえて、任意保険に加入することを強くおすすめします。任意保険料は年齢や免許証の色・等級によって異なります

あくまでも任意加入ではありますが、事故の際の修理代や治療費を保証してくれる大切な保険です。いまではインターネット契約できる安い任意保険もありますから、必ず加入しましょう。

残価精算金(残価設定ありのローンの場合)

残価設定ローン(残クレ)で購入した場合、ローン契約満了時に車の査定をします。査定価格が残価を下回っていた場合、残価精算金の請求を求められるので気を付けましょう。

ポイント

残価精算金は必ず支払うものではありません。あくまでも査定価格が残価を下回った場合のみ支払います。

【年収以外】車のローン審査時に見られる5つのポイント

車のローン審査において、年収以外で見られている項目は5つです。審査が厳しい場合の対策も合わせて解説していきます。

解説者
審査基準をはじめ、フリーランスや派遣社員・パートなどの非正規雇用者でも審査に通るのかを見ていきましょう。

勤務年数

勤続年数1年以上あれば、車のローン審査に通りやすいです。

たとえパートやアルバイトの方であっても、勤続年数が長ければ審査に通る可能性はあります。

勤続年数1年未満の方は、連帯保証人や保証人を求められるケースがあります。審査前は転職をしないようにしてください。

雇用形態

正社員や公務員の方は、車のローン審査に一番通りやすいです。個人事業主やフリーランスなどの非正規雇用者は審査基準が厳しくなりがちですが、絶対落ちるものでもありません

雇用形態が心配だと判断されると、保証人を求められることがあります。保証人が認められれば、車のローン審査は難しくありません。

車のローン審査は、全ての項目を見て総合的に判断されています。雇用形態だけで落とされることはないので、まずは審査を受けてみましょう

他の借入状況

消費者金融やリボ払いなど、他社からの借金があるかを確認されます。借入金額と車のローンの申込金額を合計して、借入上限額を超えなければ問題ありません。

ただし借金の返済が滞っている場合や、多重債務者の場合は審査が厳しくなります。審査前に新たに借金をせず、少しでも返済しておくと良いでしょう。

信用情報

車のローン審査の際は、個人信用情報機関(CICJICC全国銀行個人信用情報センター)で共有されている信用情報を照会しています。

信用情報とは借金の有無や契約中のローンの内容・残債・金融事故の有無などの情報のことです。

信用情報は車のローン審査の際に重要視されています。信用情報に問題ありとされると、審査通過は厳しいです。

頭金の有無

頭金を入れると、車のローンの審査対象金額が下がります。

審査対象の金額が低いほど通りやすくなるため、審査を甘くするための有効な方法です。

【年収別】車のローン審査のコツ

車のローン審査に通りやすくなるために、年収別の審査のコツを見ていきましょう。

解説者
ローン審査の難易度は、年収200万円あるかないかで変わります。

【年収200万円未満】年収別カーローン審査の5つのコツ

年収200万円未満の方は、審査自体が難しい傾向にあります。ただし絶対に落ちるとも限りません。

コツを知って審査対策をすれば、審査に通る可能性は十分にあるでしょう。

【年収200万円未満】カーローン審査の5つのコツ

  • 頭金を多めに入れる
  • 安い車を選ぶ
  • 勤続年数を長くする
  • 信用情報を改善する
  • 保証人・連帯保証人を立てる

1.頭金を多めに入れる

頭金を多めに入れて審査対象の金額を下げましょう。

年収200万円未満の方は、借入上限額が高くても50万円前後になります。年収が低くなるほど借入上限額が下がっていくので注意してください。

新車に乗るには頭金が必要になりますから、できるだけ多くの頭金を貯めて審査を受けましょう

2.安い車を選ぶ

車両価格が安いほど審査に通りやすくなります。新車購入が難しい場合は、中古車を選ぶと良いでしょう。中古車であれば50万円ほどの車に乗ることができます。

ただし車のローン以外に初期費用が発生することも念頭に置いてください。登録諸費用や法定費用など、購入時に支払う料金もあります。

乗りたい車がある方も、まずは自分が乗れる金額の車を選んで審査を受けてください。

3.勤続年数を長くする

勤続年数が長い方は、安定した収入があると判断されます。1年以上が理想で、長ければ長いほど審査に通りやすいです。

審査までに勤続年数を稼いでおき、転職は控えてください。

4.信用情報を改善する

車のローン以外に、消費者金融やクレジットカードなどの支払いが残っている方はクリアにしておきましょう。

完済が難しい場合は無理をしなくても良いですが、審査までに借金や未払金を支払っておくことが理想です。

5.保証人・連帯保証人を立てる

審査が難しいと判断された場合、保証人や連帯保証人を求められることがあります。保証人にも審査があり、認められれば審査に通りやすくなるでしょう。

ココに注意

保証人や連帯保証人は、支払いが滞ると請求が行くケースがあります。とくに連帯保証人に請求が行くと支払いの拒否ができません。のちのトラブルも考慮して決めましょう。

【年収200万円以上】年収別カーローン審査の4つのコツ

審査のコツは200万円未満と大きく変わりませんが、基本的な審査通過率は年収が高くなるほど有利です。確実に通るものではありませんが、試してみてください。

【年収200万円以上】年収別カーローン審査のコツ

  1. 頭金を支払う
  2. 安い車を選ぶ
  3. 勤続年数を長くする
  4. 信用情報を改善する

1.頭金を支払う

少しでも頭金を入れて審査通過率を高くしましょう。頭金を入れると、フルローンを組むよりも高い車を購入できます

2.安い車を選ぶ

価格が安い軽自動車やコンパクトカーを選ぶと、審査に通りやすくなります。先ほど解説した車種を目安にしましょう。

ファミリーカーなどの価格が高めの車は、中古車を購入すれば審査対象額を抑えられます

3.勤続年数を長くする

勤続年数が長いと審査に有利なのは、年収別でも変わりません。逆に勤続年数が短すぎると、年収が高くても審査に通りにくくなる可能性があります。

解説者
審査前の転職は控えましょう。

4.信用情報を改善する

年収が200万円以上の方でも、信用情報に問題ありと判断されると審査に落ちてしまいます。

車のローン審査前には、借金の返済や未払金の完済といった信用情報回復に力を入れましょう。

ココに注意

未払金(請求が来ているのに支払えていない料金)がある方は、長期に渡るとブラックリスト入りすることがあります。スマートフォンの利用料金未払いはとても厳しいです。

【車のローン以外】年収が心配な場合の対処法

年収や信用情報が理由で車のローン審査が心配な方は、他の方法も検討しましょう。

現金一括購入

現金一括は審査なしで車に乗れます。

安い中古車でも現金で買えますから、審査が心配で受けたくない方はお金を貯めて車を買うことをおすすめします。

解説者
まずは安い車に乗って信用情報を回復しましょう。好きな車に乗ることは、信用が回復してからでも可能です。

カーリース

カーリースとは、利用者が希望する車をリース会社が代わりに購入して貸し出すサービスです。直接お金を借りる審査ではないため、車のローン審査よりも基準が甘いとされています。

解説者
私のおすすめは大手リース会社が提供する「オリックスカーリース」です。

オリックスカーリースは頭金・初期費用0円。月額料金はずっと定額です。契約時にもらえる「車検無料クーポン」と「オイル交換無料クーポン」を使うと契約期間分の車検代とオイル交換代が無料になります。

契約満了まで乗り続けると、乗っていた車をそのままプレゼント。コスパが高いカーリースが、オリックスカーリースです。

自社ローン

中古車販売店などが提供する、車の現金分割払いサービスです。ローンという名前が付いていますが、直接お金を借りる審査ではありません。

審査はありますが、自社審査のため審査基準をお店の人が決めます。審判会社を通さないところもあるため、信用情報に自信がない方は自社ローンがおすすめです。

年収別車のローンに関するよくある質問

車のローンを組むときに借入できる年収別の金額は?

年収別で「借入上限額」と「返済負担率」が決められています。

借入上限額の目安は年収の3~4割程度で、返済負担率の目安は年収の3割前後とされています。

年収がいくらなら車のローンを組めますか?

年収200万円以上なら車のローンを組めると言われています。

年収が心配だから車のローン以外で車に乗る方法はある?

現金一括払いやカーリース・自社ローンがあります。まずは審査が甘いとされるオリックスカーリースの審査を受けてみましょう。

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