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今回はこんな悩みを持つ方のために、出光オートフラットのデメリットを現役カーリースユーザーのボクが分かりやすく解説します。出光オートフラットのデメリットは全部で7個。詳しい対処法とともに分かりやすくお教えします。
結論
結論、出光オートフラットのデメリットをまとめると
- 車に「残価」が設定されている
- 任意保険が別契約
- 車検代・メンテナンス代が別料金
- 走行距離制限がある
- 中途解約をすると違約金が発生する
- 専業主婦・未成年の契約は連帯保証人が必要
- 納車に時間がかかることがある
出光オートフラットには7つのデメリットがありますが、決しておすすめできないカーリースではありません。どこのカーリースにもデメリットはつきものです。出光オートフラットで失敗しないためにも、出光オートフラットがあなたに合ったサービスなのかを見極めましょう。
当記事の監修者
URL: car-kondo.com
1.車に「残価」が設定されている
出光オートフラットの車には残価が設定されています。
残価とは、契約満了時に予想される査定価格のことです。契約時に顧客に残価を公表し、契約満了時に車を査定します。これを「残価精算」といいます。
契約満了時の査定で、査定価格が残価より低い場合に差額を支払わなければなりません。逆に査定価格が残価を上回っていた場合、差額がキャッシュバックされます。この差額を支払う契約を「オープンエンド契約」といいます。
ココに注意
出光オートフラットの車の残価がいくらなのかは、実際に店舗に行って問い合わせをしなければ分かりません。
他社カーリースではオンライン見積りなどで月額料金や残価を確認できますが、出光オートフラットでは店舗でしか確認ができないので注意しましょう。
【対策】査定によるキャッシュバック率96%
出典:出光オートフラット
出光オートフラットの残価精算は、キャッシュバック率96%を公表しています。必ずしも差額を支払うケースばかりではありません。
出光オートフラットのような大手カーリースでは、残価精算の際のキャッシュバックがあってもお客様に損失が出にくいようになっています。
残価が設定されているカーリースはリスクがあると捉えがちですが、大手のカーリースでは本当にお得に車に乗ることもできます。
キャッシュバックをしても損をしにくいからくり
約20万円がキャッシュバックされるからくりは、そもそもの残価設定金額が安いからです。
たとえば、車の残価設定が10万円に設定されていたとしましょう。契約満了時に30万円のプラス査定になった場合、残価精算でお客さまに20万円がキャッシュバックされます。
「査定価格30万円−残価設定金額10万円=20万円の返却」
ただし、キャッシュバックする20万円はリース会社が身銭を切っているわけではありません。査定価格の相場分をお客さまに「返却」しているため、リース会社は損をしないのです。
購入した車を売るのであれば査定価格の30万円をお客さまに支払いますが、残価を10万円で設定しているため差額の20万円を「キャッシュバック」として支払っています。
査定後、リース会社は車を業界オークションなどで市場価格の40万円で売却します。するとキャッシュバック金額20万円で車を仕入れて、40万円で市場で売却したことになります。
結果的にリース会社は損をすることなく、利益を出せるというからくりです。
「市場価格40万円−お客さまへの支払い20万円=20万円の利益」
ポイント
ちなみに市場価格は変動します。たとえば10万円の利益を見込んでいても、売却時に相場が下落すればリース会社も損をくらいます。
相場の上げ下げで査定価格は動きますので、不安定な相場の場合は査定価格がつきにくいことが多いです。
2.任意保険が別契約
出光オートフラットの任意保険は月額料金に含まれていません。基本的にユーザーの別契約となります。
任意保険は契約に含めることができますか?
契約には含まれておりません。任意保険についてはお客様にて手配をお願いいたします。
オートフラット取り扱い店によっては、その店舗で任意保険に加入することができる場合がございますので、お気軽に店舗スタッフまでご相談ください。
引用元:出光オートフラットよくある質問
加入することをおすすめします。
任意保険は万が一のときの治療費や修理代を補償してくれます。手間がかかっても契約をしておきましょう。
任意保険はネット割引などで安く利用できることがあります。いくつかの保険会社で相見積もりをとってみてください。
すでに任意保険を契約している方は、等級を引き継げる可能性があります。契約中の保険会社に問い合わせてみましょう。
【対策】対応店舗で契約ができる
出典:出光オートフラット
出光オートフラットの店舗によっては、提携する任意保険に加入できます。店舗で契約すれば月額料金に含めることも可能です。
自動車保険(任意保険)は契約に含まれていますか?
契約に含めることも可能です。オートフラット取り扱い店にご相談ください。
※店舗によっては対応できない場合もございます。
引用元:出光オートフラットよくある質問
出光オートフラットの任意保険の特徴
- 月額料金に含めることができる
- 保険を使っても等級が下がらない
- 保険料の支払い忘れがなくなる
- 途中解約の違約金もカバーしてもらえる
任意保険を比較するのが面倒・月額料金と一緒に支払いたいという方におすすめです。
任意保険を契約中の方は、契約中の保険の等級をストップできることもあります。契約の中断ができるかを保険会社に問い合わせてみてください。
3.車検代・メンテナンス代が別料金
出光オートフラットの車検代とメンテナンス代は、月額料金に含まれていません。サービスに含まるためには「メンテナンスプラン」に加入する必要があります。
他社カーリースでは最初から車検代やメンテナンス代が含まれているところもあります。メンテナンスプランに加入すると、プランの料金分が月額料金に加算されるので注意しましょう。
【対策】契約期間中は維持費が定額になる
出典:出光オートフラット
出光オートフラットのメンテナンスプランに加入すると、車検代とメンテナンス代が定額になります。
車検代は軽自動車でも5~10万円ほどかかりますが、メンテナンスプランに加入すれば車検代を貯めておく必要がありません。
出光オートフラットのメンテナンスプランは全部で3種類です。
フルメンテプラン
出典:出光オートフラット
フルメンテプランは、車にかかる維持費のほぼ全てが含まれているプランです。車に詳しくない・面倒だから全てを任せたい方におすすめのプランになります。
マイメンテプラン
出典:出光オートフラット
マイメンテプランは車検・メンテナンスの最低限の項目が定額になります。フルメンテプランとの違いは「消耗品費・故障修理・代車」の3つの項目がありません。
マイメンテプランが向いているのは、車検代を定額にしたい・できるだけ月額料金を安くしたい・多少の金額であれば実費負担できるという方です。
メンテなしプラン
出典:出光オートフラット
メンテなしプランは全ての車検代とメンテナンス代を実費で支払います。定額にはなりませんが、月額料金が安いです。
メンテなしプランが向いているのは、なじみの整備工場やディーラーでメンテナンスをしたい・とにかく月額料金を安くしたいという方です。
4.走行距離制限がある
出光オートフラットの車には走行距離制限がもうけられています。
走行距離数の詳細は公式ホームページに記載されていませんでしたが、月あたり500km~の選択制です。
走行距離制限を大きく超過した場合、契約満了時の残価精算でマイナス査定になる可能性があります。
契約時にはリース期間の走行距離を最初に決定します。たとえば月間走行距離500kmといった具合ですが、もし超過してしまうと、超過した距離に応じて追加料金を支払うケースがあります。
あまり遠出が続くと、走行距離を超えてしまう可能性が出てきます。そのため走行距離に注意が必要になってきます。
引用元:出光オートフラット
【対策】走行距離制限はそれほど厳しくない
出典:出光オートフラット
出光オートフラットの走行距離制限は、他社カーリースによくある「1kmでも超過したら精算金を払う」といった厳しいルールがありません。
契約満了時の総走行距離数をもとに、車全体の査定価格を算出しています。
ただし月額料金や残価が走行距離制限に合わせて設定してあります。損をしないためにも、できるだけ超過しないように乗りましょう。
5.中途解約をすると違約金が発生する
出光オートフラットを契約中に中途解約(途中解約)をする場合、違約金を支払わなければなりません。
出光オートフラットの違約金計算方法
中途解約金=残リース料+「残価」-未経過費用
支払いは一括のみです。分割払いやローンを組むことはできません。
・全損事故を起こし廃車になった
・車を盗まれた
以上のようなケースです。
【対策】免許返納・死亡時は違約金が不要になる
出典:出光オートフラット
出光オートフラットには特定の条件に限り、違約金が不要になる「キャンセルサポート」があります。
キャンセルサポート適用条件
- 新車で3年~5年契約をしている
- 契約者死亡
- 免許返納・免許取消
ただし次のように注釈が記載されています。次の条件に当てはまった方はキャンセルサポートの対象外となり、違約金の支払いを求められます。
※リース契約時に既に免許返納を予定されていた場合は、本サポートの対象外となります。
※運転の必要性が無くなった等、身体不調からの運転不安が伴わない免許自主返納は、本サポートの対象外となります。
※リース車両は原状回復をお願いいたします。自動車事故が発生した場合は、お客様にて修復をお願いいたします。
※リース車両が返却されることが前提です。全損事故が発生し修復できない場合には、本サポートの対象外となります。
引用元:出光オートフラット
一定の条件はありますが、中途解約金に関してここまでの救済措置があるカーリースは多くありません。
6.専業主婦・未成年の契約は連帯保証人が必要
出典:出光オートフラット
出光オートフラットでは、専業主婦と未成年の契約の際は連帯保証人を立てなければなりません。さらに未成年者の場合は、親権者による連帯保証が必要です。
その他収入が不安定な方の場合は、連帯保証人を求められることがあります。
【対策】連帯保証人は安定した収入がある人のみ
連帯保証人は安定した収入がある人以外は認められません。連帯保証人を立てられない場合は審査を受けられないので注意しましょう。
7.納車に時間がかかることがある
出典:出光オートフラット
出光オートフラットでは契約してもすぐに納車されません。約2~3か月待つ必要があります。
さらに人気の車や生産状況が遅れている車種は、さらに時間がかかることも。車がすぐに欲しい方は注意しましょう。
【対策】時期を見込んで契約しておく
車が必要な時期があらかじめ分かっている場合は、早めに問い合わせをして納車時期と車に乗る時期を合わせましょう。
ポイント
たとえば就職のために翌年の4月から車が必要な場合、12月か1月頃に出光オートフラットに問い合わせます。このように、納車時期に余裕をもって契約をすることがポイントです!
出光オートフラットのメリット
出光オートフラットのメリットをまとめました。デメリット7個と比較して、あなたに合ったカーリースなのかを見極めましょう。
頭金・初期使用不要で新車に乗れる
出典:出光オートフラット
出光オートフラットの月額料金には、頭金や初期費用が含まれています。そのためまとまった費用を払うことなく、ずっと定額で新車に乗れます。
車を持つときはまとまった費用がかかるイメージがあるかもしれません。しかし出光オートフラットは頭金からメンテナンス代まで月額料金に含ませられます。
車の購入や維持のために貯金をしておく必要がありません。
選べる車種が豊富
出光オートフラットで選べる車は国産メーカーの全車種です。
他社カーリースでは車種が少ない・限定されているところも少なくありません。乗りたい車が決まっている方や、豊富な車種の中からじっくり選びたい方にも対応しています。
中途解約金が不要になる「キャンセルサポート」
出典:出光オートフラット
出光オートフラットは万が一のときの中途解約金(違約金)が不要になります。免許返納・契約者死亡のケースに限り、車を返却すれば支払いがなくなります。
追加料金は不要。新車で3~5年契約をしたお客様全員に適用されます。
出光オートフラットはガソリン代割引サービスがお得です!
出典:出光オートフラット
出光オートフラットを契約すると、ガソリン代値引きサービスを受けられます。値引き額は契約するメンテナンスプランによって異なります。
出光オートフラットガソリン代値引き額一覧
契約プラン | 割引サービス内容 |
フルメンテプラン | 7円/Lの給油値引または2万円分の商品券 |
マイメンテプラン | 5円/Lの給油値引または1万円分の商品券 |
メンテなしプラン | 3円/Lの給油値引または3,000円分の商品券 |
ガソリン代値引き、もしくは商品券のプレゼントを選択可能。ただし値引きにはいくつかの条件があります。
出光オートフラットガソリン値引きの条件
- 給油値引の特典をご希望の場合、apollostation card(クレジットカード)への入会が必要となります
- オートフラット契約特典値引きは、最大100ℓ/月までが上限となります
- 請求書にて値引きとなります
ある程度の制限がありますが、毎月100Lまでガソリン代が安くなります。ガソリン代が高騰している今、値引きサービスがあるのはうれしいですね。
出光オートフラットのデメリットに関するよくある質問
出光オートフラットのデメリットに関してよくある質問をまとめました。
出光オートフラットのデメリットで一番気を付けることは何ですか?
残価精算があることです。
出光オートフラットの残価精算では基本的にキャッシュバックされると書かれていますが、車の状態によっては差額を支払う可能性があります。
万が一のためにも、契約前に残価の金額をしっかりと確認しておきましょう。そして残価が高いと感じたら他の車に変更するか、他社カーリースを検討することをおすすめします。
出光オートフラットのデメリットは他社と比較して悪いですか?
出光オートフラットのデメリットは他社と比較しても悪いとは思いません。7個のデメリットのほとんどが、他社カーリースのデメリットにも当てはまります。
出光オートフラットは高い・やめとけと聞きましたが本当ですか?
出光オートフラットは高い・やめとけとは思いません。
出光オートフラットには残価が設定されているため、月額料金は比較的安いです。残価設定がされている点を理解できれば、お得なカーリースといえます。
出光オートフラットより安いカーリースはある?
ぜひこちらを参考にしてください。
コスト重視派におすすめ!月額料金が安い車のサブスクランキングTOP3
車のサブスク 月々均等払いの月額料金
1位 | おトクにマイカー 定額カルモくん | 12,820円~ |
2位 | オリックス カーリース・オンライン | 13,090円~ |
3位 | ニコノリ | 14,766円~ |
※2024年2月1日時点の公式ホームページの情報より。
※月額料金は軽トラック・軽バンを除く自家用車を対象に、各社公式ホームページで確認できる均等払いの最安値
出光オートフラットのデメリットまとめ
結論
結論、出光オートフラットのデメリットをまとめると
- 車に「残価」が設定されている
- 任意保険が別契約
- 車検代・メンテナンス代が別料金
- 走行距離制限がある
- 中途解約をすると違約金が発生する
- 専業主婦・未成年の契約は連帯保証人が必要
- 納車に時間がかかることがある
出光オートフラットのデメリットを解説しました。出光オートフラットは契約満了時の残価精算がなく安心です。選ぶときは月額料金の内訳や残価の有無・サービス内容を比較しましょう。
残価精算が心配な方は、残価設定のない「定額カルモくん」もおすすめです。
出光オートフラットのデメリットを参考にして、複数のリース会社を比較して自分に合ったカーリースを見つけましょう。
出光オートフラット運営会社
会社名 | 出光興産株式会社 |
本社 | 〒100-8321 東京都千代田区大手町一丁目2番1号 |
設立 | 1940年3月30日(創業1911年6月20日) |
代表者 | 木藤 俊一 |
資本金 | 1,683億円 |