


登録済み未使用車を購入するにあたり、デメリットが気になりますか?この記事では車屋経営者の私が、登録済み未使用車のデメリットと注意点・失敗しない選び方を詳しく解説しています。

登録済み未使用車の6つのデメリット
登録済み未使用車には6つのデメリットがあります。購入を迷ったらまずはどんなデメリットがあるのかを知り、納得したうえで購入しましょう。
デメリット① 初回の車検が新車よりも早く来る
新車の場合は購入後最初の車検まで3年ありますが、登録済み未使用車は新車よりも早く車検が来てしまいます。
登録済み未使用車はたとえ未使用であっても、必ず新車登録されたものを販売します。つまり購入した時点で車検時期が決められているのです。
たとえば3月に登録済みの未使用車を6月に買ったとしましょう。すると車検までの期間は2年9か月となり、3か月短くなります。
デメリット② オプションを変更しにくい
登録済み未使用車は最初からオプションやボディカラーが決められているため、全てが自分の望み通りの車に乗れるとは限りません。
内容によってはオプションを変更することもできますが、取り付けや取り外しに追加料金が発生することがあります。
車種やオプション内容にこだわりたい方は、登録済み未使用車の中から理想に合った車を探すのが大変です。
デメリット➂ 台数が少ないため乗りたい車を選びにくい
登録済み未使用車は市場に出ている在庫から選ぶため、乗りたいボディカラーやグレードに合ったものが見つかりにくいことがあります。
登録済み未使用車は中古車ほど台数が少なく、人気も高いです。人気車種が欲しい方は、さらに競争率が高くなるでしょう。
デメリット④ 新車よりも売却価格が安くなる
登録済み未使用車は中古車扱いです。購入前はワンオーナーで、購入した時点であなたも含めてツーオーナーの車になります。
中古車はワンオーナー車の査定価格は高いですが、オーナー数が増えるほど査定価格は安くなる仕組みです。
売却する際は、新車で購入した車よりも査定価格が安くなるデメリットがあることを覚えておきましょう。
デメリット⑤ 多少の使用感がある
登録済み未使用車は新車ではなく、新車登録しているけれど使用していない車です。新車よりも使用感があり、ボディなどに小さな傷や汚れが付いている可能性があります。
登録済み未使用車でディーラーなどで展示されていたものであれば、不特定多数の人が触ったり席に座ったりしています。
新車のように完全未使用者ではない点がデメリットのひとつです。
デメリット⑥ 補助金制度や減税制度を使えない
新車購入時は国や自治体から補助金や減税を受けられることがあります。条件を満たす必要がありますが、登録済み未使用車は補助金制度の対象外です。
エコカー減税であれば対象になることもありますが、年式やモデルに規定があります。減税を受けて登録済み未使用車を購入したい方は、店舗に確認しましょう。
登録済み未使用車と新車・中古車のデメリット比較
登録済み未使用車と新車・中古車はどのようなデメリットがあるのでしょうか。それぞれのデメリットを比較し、あなたに合った車を選びましょう。
登録済み未使用車のデメリット
- 初回の車検が新車よりも早く来る
- オプションを変更しにくい
- 台数が少ないため乗りたい車を選びにくい
- 新車よりも売却価格が安くなる
- 多少の使用感がある
- 補助金制度や減税制度を使えない
登録済み未使用車と新車のデメリットを比較
新車のデメリット
- 価格が高い
- 納車までに時間がかかる
- 販売終了した新車は購入できない
- 購入後にモデルチェンジすることがある
新車のデメリットは、登録済み未使用車よりも価格が高いことがあげられます。また注文から納車まで時間がかかるケースも多いでしょう。
新車は販売終了すると購入できないほか、購入直後にモデルチェンジをして購入時よりも価格が安くなっていくデメリットも考えられます。
登録済み未使用車と中古車のデメリットを比較
中古車のデメリット
- 保障やアフターサービスが充実していないことがある
- 車の状態の良し悪しに差がある
- 信頼できるお店を探す必要がある
中古車のデメリットは、車の状態が良いものも悪いものもあるということです。登録済み未使用車であれば車の状態はとても良いですが、中古車は差があるところが大きなデメリットとなっています。
また店舗の信頼度にもバラつきがあり、信頼できる店舗を見極めなければなりません。保障やアフターサービスは店舗や車によって異なります。
登録済み未使用車のメリット
登録済み未使用車のデメリットとメリットを比較して、本当に登録済み未使用車が合っているのかを確認しましょう。
新車よりも安い
登録済み未使用車は中古車扱いのため、新車よりも価格が安いです。新車が欲しいけれど少しでも価格を抑えたい方は、登録済み未使用車は向いているといえるでしょう。
新車並みに状態が良い
登録済み未使用車は中古車扱いですが、状態は新車のように良いです。走行距離は少ないですし、ボディの傷や汚れ・事故歴もありません。
中古車は車の状態がバラバラですが、登録済み未使用車は車の状態を心配しなくても良いです。
納車が新車よりも早い
登録済み未使用車はお店に在庫を持っている車のため、納車が早いです。
新車は注文後から作られることもあり、納車までに時間がかかることがほとんどです。しかし登録済み未使用車は、車がすぐに欲しい方にも向いています。
登録済み未使用車によっては車検までの期間が長め
新車登録をしてすぐに売りに出された登録済み未使用車は、車検までの期間が長いです。
一方で、中古車は車検まで1年以内の車もあるため注意してください。車検費用を抑えたい方は登録済み未使用車が向いています。
法定費用などの出費を抑えられる
登録済み未使用車は、新車登録時に重量税や自賠責保険料などの法定費用を支払われています。初期費用を抑えながら状態の良い車を購入できるでしょう。
ただし店舗によっては初期費用を分割などで負担する場合もあります。購入前に店舗に確認してください。
登録済み未使用車を選ぶときの注意点
登録済み未使用車を選ぶときは、3つの注意点を踏まえたうえで選びましょう。
1台限りなので早く決断しなければならない
登録済み未使用車は人気かつ、在庫が台しかありません。同じ条件の車はないため、決断が遅いと他の人に先を越されてしまうため注意しましょう。
ただし、何も確認せず決断をすると失敗することがあります。車の状態を把握し、納得したうえで選ばなければなりません。
車の状態やオプション内容を確認しておく
登録済み未使用車を選ぶときの注意点として、車の内容を確認したうえで購入することがあげられます。
確認が不十分だと購入後に失敗したと感じられることもあるので、よく確認しましょう。確認すべき内容は次のとおりです。
- オプションの有無
- 走行距離
- 保障の内容
- 費用の詳細
登録済み未使用車を選ぶときには、どんなオプションが付いているかを確認しましょう。パワースライドドアのようにぱっと見では分かりにくいオプションもあります。
さらに走行距離や保証の内容も重要です。とくに保証内容は新車と異なりますし、お店によって異なる場合もあるからです。
その他費用の詳細も確認してください。車両価格以外の追加費用はかかるのか、減税制度を受けられるのかなどを確認しておくと良いでしょう。
乗り換えや買い替えを見越した決断をする
将来的に乗り換えや買い替えを検討している方は、査定価格に響きにくい登録済み未使用車を選びましょう。
デメリットでも解説していますが、登録済み未使用車は購入時点でワンオーナー車です。購入後はツーオーナー車になるため、新車よりも査定価格が低くなる可能性が高いことに注意してください。
登録済み未使用車のデメリットを抑える購入先の選び方
登録済み未使用車のデメリットを抑えるために、各購入先でどのように選べばよいかを知りましょう。
登録済み未使用車の購入先は「登録済み未使用車専門店」「ディーラー」「中古車販売店」の3つが代表的です。
登録済み未使用車専門店
多くの登録済み未使用車を見ることができ、さまざまなメーカーや車種を比較できます。安心できる店舗を探す場合は、「自動車校正取引協議会」の加盟店がおすすめです。
ただし登録済み未使用車の専門店は多くありません。ディーラーや中古車販売店の方が店舗が多く、地方などでは登録済み未使用車専門店がないデメリットもあります。
ディーラー
ディーラーで自社登録されていた車を、登録済み未使用車として購入できます。購入先としての信頼度は高いでしょう。
ただしディーラーは登録済み未使用車を積極的に販売していません。新車の販売がメインになりますから、WEB上で照会されていない登録済み未使用車もあります。
ディーラーで登録済み未使用車を購入する場合は探しにくく、店舗で直接相談しなければならないデメリットがあるので注意してください。
中古車販売店
ディーラーから仕入れた登録済み未使用車を販売していることがあります。各ディーラーの認定中古車を扱う中古車販売店であれば、ディーラーに出向くよりも探しやすいです。
認定中古車でなくても、自動車公正取引協議会の加盟店はデメリットを抑えて購入できるでしょう。
登録済み未使用車のデメリットを抑えられる購入時期
登録済み未使用車のデメリットを抑えるためには、購入時期も大切です。購入後に損をした・失敗したとならないようにしましょう。
決算時期
4月や10月は売れ残った登録済み未使用車の販売に力を入れます。なぜなら販売台数獲得のため、自社名義で新車登録するからです。そして登録済み未使用車の台数が増えます。
1台でも多く販売したい決算時期は登録済み未使用車の台数が多く、デメリットを抑えた車を選びやすくなる時期です。
モデルチェンジ直後
定期的にモデルチェンジが行われますが、古いモデルは在庫処分のため登録済み未使用車として販売する台数が増えます。
ただしモデルチェンジの時期はすぐに終わります。狙っている人も多いので、気になる方は車に関する情報をこまめにチェックしましょう。
ボーナス時期
7月や12月は登録済み未使用車の台数を増やす傾向にあります。また値引き交渉がしやすい時期です。
店舗によっては特典を付けてくれることもあり、お得に購入できます。
登録済み未使用車のデメリットが少なくて失敗しないコツ
登録済み未使用車のデメリットを少なくするには、購入時のコツを抑えることです。詳しく解説していきます。
相見積もりをとる
登録済み未使用車を購入するときは、相見積もりをとって比較しましょう。たとえ同じ車種でなくても、走行距離や総額・保証内容などを比較できます。
自動車公正取引協議会の加盟店舗から選ぶ
失敗しないためにも、自動車公正取引協議会の加盟店から選びましょう。加盟店では登録済み未使用車の表示がされており、安心して購入できます。
加盟していない店舗では不当表示がされているリスクがあります。たとえば中古車に「登録済み未使用車」と表示して販売しているケースがあるので注意しましょう。
保証やアフターサービスが充実した店舗を選ぶ
登録済み未使用車を購入する際は、購入後のサポートが充実いている店舗を選んでください。購入後の不具合やメンテナンスの際に、知らぬ存ぜぬではカーライフが楽しめません。
購入後の車検やメンテナンスをお任せできる店舗であれば、不具合の対応も頼めるので便利です。購入前はアフターサービスの内容をよく確認しましょう。
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登録済み未使用車のデメリットに関するよくある質問
登録済み未使用車のデメリットや注意点は?
新車と比較すると車検時期が早いことや、好きなオプションを選びにくいことです。在庫は1台限りのため、購入時は早い決断が求められます。
登録済み未使用車のデメリットを抑えて失敗しない選び方はある?
購入時の注意点を把握し、慌てず自分の納得できる登録済み未使用車を購入することです。
登録済み未使用車のデメリットを抑えて良い車に乗る方法は?
カーリースがあります。カーリースは頭金・初期費用0円で新車に乗ることができます。支払いはずっと定額で、車検やメンテナンスも低額にすることが可能です。