▲本記事は、私・近藤が独自に作成しています。パブリック・リレーションズ(PR)が含まれていますが、各企業はコンテンツ内容には一切関与していません。
今回はこのような悩みを持つ方に向けて、残価設定ローンが「デメリットしかない」といわれている真相を解説します。
残価設定ローンがあなたに合ったサービスなのかを一緒に確認しましょう。
ココがポイント
- 残価設定ローンはまとまった出費や急な出費を求められることがある
- 残価設定ローンは毎月の返済額が安い・乗り換えしやすいメリットがある
- 残価設定ローンよりもお得に新車に乗れる方法がある
ガリバー中古車在庫問い合わせはこちらからどうぞ↓
残価設定ローンがデメリットしかないといわれる理由7つ
残価設定ローンについて検索すると「デメリットしかない」というワードが出てきます。
しかし、本当にデメリットしかないのでしょうか。
また、デメリットしかないと言われている理由が分かれば今後の参考になると思います。
まずは噂の理由を探っていきましょう。
1.残価に金利が上乗せされる
残価にも利息が付くなんて知りませんでした…毎月の返済額は少ないけれど、契約満了時はどうしようかな…
残価設定ローンは、車両価格から残価を差し引いた金額にローンを組んでいます。
契約満了時の査定価格を「残価」として、支払いを据え置きしている状態です。
残価設定のメリット「残価設定ローンの月額料金が安くなるしくみ」
たとえば車両価格300万円に対して、残価を100万円に設定したとしましょう。
この場合のローン契約中の返済金額は300万円-残価100万円=200万円が対象です。
上の図にあるように残価を据え置くことで毎月の返済額は少なくなりますが、残価にも金利が上乗せされるため支払い総額が割高になります。
毎月のローン返済に加えて、金利が上乗せされた残価の精算方法を決めておかなければなりません。
2.まとまった費用を支払わなければならない
毎月の支払いが少ないから残価設定ローンを契約したのに、頭金や初期費用をまとめて支払うのはキツイ…。契約満了時には残価の支払いもあるから、ずっと気が抜けません。
残価設定ローンは通常ローンと同様に、頭金や初期費用などのまとまった費用の支払いを求められます。
さらにローン契約中は定期的な車検や定期メンテナンス・税金の支払いがあります。
さらに契約満了時に車を自分のものにしたい場合は、残価の一括払いをしなければなりません。
このように、残価設定ローンでもまとまった費用を支払う機会が多いです。
3.走行距離制限がもうけられている
残価設定ローンのデメリットに「走行距離制限」があります。
月々およそ1,500km前後の上限がもうけられており、制限を超えた場合は契約満了時に追加精算金を支払わなければなりません。
ローン契約中は走行距離制限を気にしながら乗らなければならないため、ストレスを感じられる時もあるでしょう。
4.自由にカスタマイズできない
好きなスポーツカーが欲しくて残価設定ローンを検討したのに、自由にカスタマイズできないんですね。マフラーやエアロパーツを付けて乗りたかったな…
残価設定ローンは車を下取りに出す前提の契約です。
契約満了時は原状回復をして返却することが必須のため、カスタマイズを施した場合は納車時の状態に戻します。
過度なカスタマイズをすると、場合によっては査定時に残価を下回る可能性も。
これらの理由から、カスタマイズ自体が禁止されている残価設定ローンもあります。
5.契約満了時の車の選択肢を決めておかなければならない
残価設定ローンは、契約満了時に車の買い取り・返却・乗り換えの3つから選べます。
ただし車を買い取りたい場合は、残価の一括払いをしなければなりません。
もし残価の支払いが難しい場合は、残価に対してローンを組むことも可能です。
しかし残価のローンでも審査が必要で金利が高くなるため、残価設定ローンのうまみがなくなってしまうでしょう。
返却や乗り換えをする場合は残価の支払いはありません。
ただし車体に目立つキズや汚れがある場合、程度に応じた修理代を請求されます。車を返却する場合も追加料金を支払うケースがあるので注意しましょう。
6.追加料金を請求されることがある
ローンを返済すれば終わりだと思っていたのに、車の凹みがあったから修理代として追加料金を請求されました…
残価設定ローンでは車体に目立つキズや凹み・汚れがある場合は追加料金の支払いを求められます。
また、走行距離制限を超過していた場合も同様です。
毎月定められた走行距離制限を超過しないように車に乗りましょう。
7.乗り換えする前に残価精算をしなければならない
他の車に乗り換えたい場合は、契約終了したときに残価精算をして今の車を手放します。
車を返却をする場合は残価の支払いがありません。
ただし、車の状態や走行距離に応じた残価精算が必須です。
車を返却して店ごとのルールに従い、傷凹み等の精算が必要な場合は精算してその契約を終わらせます。
デメリットしかないって本当?残価設定ローンのしくみ
残価設定ローンにデメリットしかないという噂が出るのは、通常ローンとのしくみの違いに理由があります。
残価設定ローンにデメリットが発生しやすい理由と、通常ローンとのしくみを比較してみましょう。
残価設定ローンと通常ローンの違い
残価設定ローンとは、車両価格から残価を差し引いた金額でローンを組む方法です。
残価とは、契約満了時に予想される車の査定価格のこと。
ローン契約が終わるまで残価に対する支払いはありません。
通常のカーローンは、車両価格全額に対して毎月返済していきます。
一方で残価設定ローンは借入金が少なく、毎月の返済金額が少ないのが特徴です。
毎月無理のない支出で車に乗れるところが、残価設定ローンの人気の理由となっています。
ローン契約満了時の残価精算方法
残価設定ローンは、ローン契約満了時に何らかの形で残価を精算します。
決して残価の支払いを免除されたわけではありません。
精算方法は車を「返却」するか、残価を支払って「買い取る」・新しく残価精算ローンを組んで「乗り換える」の3つです。
車を返却する場合は、購入した販売店に返却すると同時に車を査定します。
残価と車の査定価格に相違がないかを確認し、定価格が残価を下回っていた場合は差額を支払うしくみです。
買い取りの場合は残価を一括で支払うか、残価に対して新しくローンを組んで返済していきます。
残債を一括返済するリスクが伴う
残価設定ローンで車を自分のものにしたい場合、残価を一括返済する必要があります。
なぜならローン契約中の車の所有権はメーカーにあるからです。
また中途解約となった場合も同様に、残債の一括支払いを請求されます。
総支払高が割高になる
残価設定ローンは残価にも金利が発生します。
月々の返済額は少なくなりますが、金利の負担がなくなるわけではありません。
利息は残価も含め、車両価格全額にかかります。
しかも残価分の返済が最後に回されているため、残価は利息が高くなってしまうのです。
メンテナンスパックが不要な人にとっては割高
残価設定ローンにはディーラーのメンテナンスパックが強制的についてくるケースがほとんどです。
「オイル交換と車検がつけばじゅうぶん」と考えるAさんにとってはメンテナンスパックは必要ありません。
このように、ディーラーでの半年ごとのメンテナンスが自分にとってオーバースペックだと感じる場合は割高になるためデメリットになります。
追加料金の請求があることも
走行距離制限の超過や車体の目立つキズがある場合、残価よりも査定価格が下回ることがあります。
残価設定ローンでは残価と査定価格とで差額が発生すると、差額を支払わなければなりません。
残価の金利に加えて、突発的な追加料金を支払う可能性があります。
残価設定ローンのメリットとは
残価設定ローンはデメリットしかないと言われていますが、実際はメリットもあります。
デメリットとメリットを比較して、残価設定ローンがあなたに向いているかを確認してみましょう。
毎月の返済額が少ない
残価設定ローンは、ローン契約満了まで残価の支払いが据え置きされます。
毎月の返済額は残価を差し引いた金額になるため、通常のローンと比較すると毎月の返済額が安いです。
乗り換えの手間がかからない
通常のローンでは、車を乗り換える際に下取り店を探す手間があります。
膨大な中古車買い取り店の中から、高く買い取ってもらえるお店を探すのはかなりの時間がかかるでしょう。
残価設定ローンの下取りは、契約した店舗に返却するだけです。
同時に乗り換えたい車を検討できるため、乗り換えの契約もスムーズです。
他社の車に乗り換えたい場合も、ローン契約をした販売店へ車を下取りに出すだけで契約終了となります。
そのまま他社で新規契約ができます。
残価が下取り価格を保証してくれる
通常のローンでは、車に乗りかえる際に下取り業者を探す手間がかかります。
下取り価格は店舗によって異なるため、選び方によっては損をすることも。
しかし残価設定ローンは、契約満了の際に下取り価格が決まっています。(金額は残価と同じ)契約満了になったら、車を販売店に返却するだけと手軽です。
絶対に残価だけの金額で返却できるとは限らないので注意しましょう。
ココがポイント
ディーラーで扱っている残価設定ローンは残価が保証されているため基本的に残価精算はありません。
ただし、傷凹みや走行距離数に制限を設けて価値を保っています。
デメリットしかないといわれる残価設定ローン3つの注意点
残価設定ローンを利用するにあたって、デメリットとは別で注意して頂きたい点が3つあります。
詳しくみていきましょう。
返済期間が限定されている
残価設定ローンは契約期間の選択肢が少ないです。
ココがポイント
契約期間は3年や5年などの、ごく限られた選択肢の中から選ぶスタイルが一般的です。
通常のローンよりも返済期間が短くなります。
車を買い取りたい場合は、短い契約期間中に残価を貯めておかなければなりません。
よく考えて契約しましょう。
頭金・初期費用の支払いが必要
残価設定ローンは、頭金や登録諸費用を支払います。
最初にまとまった費用の支払いがあるため、ローン契約までに頭金を貯めておかなければなりません。
さらに車を買い取る場合、ローン契約満了時に残価分の一括払いを求められます。
残価設定ローンは、ローン契約とはいえ多額の費用を支払う機会が多いのが特徴です。
将来的に車の価値が上がっても残価は変わらない
ローン契約満了時に車の市場価値が上がった場合も、残価はそのままになります。
たとえば残価100万円に設定していた車に対して、市場価格が120万円にアップしても返金されません。
上がった分の返金はありませんが、下がった分の差額は支払いを求められるので注意しましょう。
残価設定ローンよりおすすめ!お得な車の乗り方とは
デメリットしかないと言われている残価設定ローンにもメリットはあります。
ただしデメリット部分も踏まえて契約するため、迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのがカーリースです。
カーリースは残価の支払いがなく、頭金・初期費用もありません。
ここではカーリースの仕組みと、残価設定ローンとの違いを実際の口コミとともに解説していきます。
カーリースのしくみ
カーリースは、毎月定額の月額料金を支払うだけで新車に乗れるサービスです。
残価設定ローンと同様に残価が設定されていますが、支払いは残価を差し引いた金額のみになります。
月額料金は車両価格の他に、契約期間分の税金や自賠責保険料・諸費用までコミコミ。
車の維持費まで定額になるので、家計の管理がしやすくなります。
最初は中古車で検討してましたが、車両代と維持費を月割したらカーリースとそんなに変わらないので、税金や車検、メンテの煩わしさのないカーリースを選択しました
残価設定ローンとカーリースの違い
残価設定ローンとカーリースの違いは、残価の支払いの有無です。
残価設定ローンでは残価の支払いは最終回まで据え置きされるだけですが、カーリースでは残価の支払いを差し引いてもらえます。
さらに契約満了時に車を査定した際、査定価格が残価を下回っても支払う金額の上限が設定されているカーリースもあります。
カーリースを契約するときは、残価精算がない「クローズドエンド契約」や「残価0円のカーリース」を選びましょう。
またカーリースはローンで組み込めない「税金」や「自賠責保険」も月額料金にコミコミにできます。
そのため、月額定額の料金で車に乗ることができます。
車検月なども大きな支払いがなく、定額で済みます。
車検終わり
カーリースだから車検代は無料
案外、ダメージは入っていなかったようだ。 pic.twitter.com/EqiTa5YBTB— 山本=明智十兵衛=関西 (@Onchan1X8YOYOS) January 26, 2019
車は税金とオイル代や車検代がかからないのでカーリースにする事にした!新車の軽で月々2万で税金等かからないのめっちゃお得に感じたけど実際どうなんだろう。
だけど車買うってなったとき頭金も用意できてないし中古しか選択肢がないから6月には税金くるしタイミング的にはカーリースしか無理だよね— ピノコん®40w→1y (@198w1) March 17, 2020
残価設定ローン・通常ローン・カーリースに向いている方の特徴
残価設定ローンの他に通常のローンやカーリースなど、車の乗り方はさまざまです。
どれもデメリットとメリットがありますから、あなたに合った乗り方を選んでいきましょう。
残価設定ローンが向いている方
ココがポイント
- 短期間で新車を乗り換えたい
- 毎月の支払い金額を抑えたい
残価設定ローンは、短期間で新車を乗り換えたい方に向いています。
契約が終わったら車を返却して新規契約できるため、3~5年間隔で新車への乗りかえが可能です。
また残価の支払いが最後まで据え置きされるため、毎月の支払い金額を抑えたい方にも向いています。
通常のローンが向いている方
ココがポイント
- 長期契約をして少しずつ返済したい
- 1台の車を長く乗り続けたい
- 車をカスタマイズしたい
- 走行距離を気にせず乗りたい
長期的にローンを組みたい方は通常のローンが向いています。
通常のローンは車をそのまま自分のものにできるため、残価の追加支払いはありません。
また車を自由にカスタマイズしたい方や、走行距離を気にせず乗りたい方にもおすすめです。
カーリースが向いている方
ココがポイント
- 車検やメンテナンスをおまかせしたい
- 車にかかる費用をまとめて月々定額で支払いたい
- 頭金・初期費用を支払いたくない
- 残価精算のリスクを避けたい
カーリースは月額料金に税金や自賠責保険料が含まれています。
さらに車検代やメンテナンス代を定額にできる商品もあるため、車に関する維持費と月額料金を一本化したい方におすすめです。
頭金や初期費用は不要、さらに一部の商品を除いて残価精算のリスクもありません。
車検費用や税金など、まとまった費用を支払いたくない方に向いています。
残価精算なしで安心!おすすめカーリースはこの3社
カーリースは残価精算なしの「クローズドエンド契約」と、残価精算ありの「オープンエンド契約」があります。
また車を買い取る際に残価を支払うタイプなど、種類はさまざまです。
ここからは私がおすすめする、残価精算なしで実費負担の少ないカーリース3社をご紹介します。
オープンエンド契約とは、残価が顧客に公表される契約のことをいいます。
残価は比較的高額で、毎月の月額料金は安いです。
ただし契約満了時に残価精算をおこない、「返却」「買い取り」「乗り換え」から選ぶ必要があります。
また査定価格が低かった場合は追加料金を支払います。
クローズドエンド契約とは、残価を顧客に公表しない契約です。
残価はオープンエンド契約よりも低いですが、契約満了時の残価精算がありません。
査定価格が低かった場合の差額はリース会社が負担します。
定額カルモくん
定額カルモくんは、ナイル株式会社が運営するカーリースです。
契約期間は1~11年から選択できて無駄がありません。
さらに有料オプションの「メンテナンスプラン」に加入すると、車検代やメンテナンス代などの維持費が定額になります。
定額カルモくんは残価精算がない「クローズドエンド契約」のカーリースです。
契約プランの自由度が高いため、必要なものだけをチョイスして無駄なく利用したい方におすすめのカーリースになります。
※わかりやすい見積もり画面でカンタンおためし審査ができます。※
オリックスカーリース
リース事業を手がけるオリックス自動車が運営しています。
オリックスカーリースはコスパの良さが魅力。
契約満了後に追加料金なしで車がもらえるほか、車検・オイル交換・オイルエレメント交換が無料になるクーポン付きです。
オリックスカーリースは残価0円を公表しているカーリースのため、契約満了時の残価精算がありません。
将来的に車を自分のものにしたい方におすすめのカーリースです。
\ 任意保険は別で入った方がお得なベテランドライバー向き! /
※車検・オイル交換の無料クーポンつきです※
トヨタ KINTO(キント)
トヨタのグループ会社、株式会社KINTOが運営しています。
KINTOの魅力は月額料金に車の維持費のほぼ全てが含まれていること。
車検代やメンテナンス代はもちろん、任意保険までコミコミです。
KINTOは任意保険の等級が低い方や、車に関する全てをトヨタにおまかせしたい方に向いています。
\ 任意保険まで含んですべてコミコミ! /
※トヨタディーラーのフルメンテナンスつきです※
「残価設定ローンはデメリットしかない」と思ったらカーリースがおすすめ
残価設定ローンはデメリットしかないと言われていますが、メリットと比較すると個人差が大きいことが分かりました。
頭金や初期費用・残価の支払いが生じることに不安な方は、似たサービスのカーリースがおすすめです。
よくある質問
残価設定ローンはデメリットしかないといわれるのはなぜ?
頭金や初期費用・残価の支払いといった、まとまった出費が多いデメリットが目立つことが考えられます。
また、契約期間が限られている・走行距離制限があるなどのデメリットが取り上げられています。
残価設定ローンは本当にデメリットしかない?
毎月の返済額を抑えられるメリットがあります。
また、契約満了時に残価の金額が変わらない点もメリットといえます。
デメリットしかない残価設定ローンを使わない方法は?
カーリースがあります。
カーリースは残価を差し引いた金額を支払うため、残価設定ローンと比較するとまとまった出費がありません。
ただし残価を支払うオープンエンド契約のカーリースもあるため、心配な方は私が紹介した3社から選ぶことをおすすめします。
中古車をご検討される方はガリバー中古車在庫問いも合わせてどうぞ↓